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カテゴリ:木の話
ん 会社の周りも、いよいよ本格的な冬がやってきました。 これから2月まで、厳しい時期になります。 沿岸部から20分程度で会社のある場所に着くのですが、途中、結構急な峠を越えてくるので、気温も3℃くらい低く、天気予報も「山間部」の方が近いです。 冒頭の写真は、桟積みした板にうっすらとかかった雪です。 板と板の間に桟木を入れて隙間を確保して、木材を乾燥させる方法を「桟積み乾燥」といいます。 隙間の間を空気が流れて、徐々に含水率を下げていきます。 製材した時には含水率100%を超えた状態(木材組織の重さよりも、含まれる水分の方が多い状態)から、削り直すことができる含水率20%くらいまで落とすためには3ヶ月以上の期間が必要になります。 そして重要なのが、トタンでつくられた屋根。 これがないと、雪が直接木材につもったり、雨のたびに雨水が木の間に溜まったりします。 木材というのはなかなかデリケートなもので、「湿気」がこもった状態になると、思いのほか簡単に腐り始めます。 板を桟積みせずに重ねて放置しておくと、板と板の間には、常に水がたかった状態でジメジメします。 適度に空気のある端寄りの部分では、活発に腐朽菌も繁殖します。 板をめくるといろんな虫がぞろぞろ出てくるような環境というのは、当然腐朽菌にとっても素敵な環境になります。 ウッドデッキの上に直接プランターなどを置いたりするのも、同様です。 ということで、花の枯れたウッドプランターなども、この時期一度土を出して乾燥させてから、春のガーデニングシーズンに備えますと、長持ちしやすいですね。 新しい工場もかなりできてきました。 屋根も外壁も終わって、内装工事に入っています。 完成は1月下旬の予定です。 今のところ、遅れはないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/12/05 08:44:31 AM
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