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カテゴリ:本のこと 映画のこと など
今月に入って、当初は見に行く気のなかった2本の映画を見に行きました。 「シン・ゴジラ」と「君の名は。」 理由は恥ずかしながら、「話題」になったから。 「シン・ゴジラ」を、見に行ったのは9月11日。カープ優勝の翌日です。 出社途中に聴くローカルラジオで、「シン・ゴジラ」の話題を話していて、何度も見に行く人がいるくらい面白く、ヒットしている、とのこと。 ゴジラが横浜から東京にかけて上陸してくる際に、見覚えのあるビルをたくさん破壊するらしいが、その際に、自分の働く会社が破壊されると「へいしゃ~」、得意先が破壊されると「おんしゃ~」と叫ぶらしい、というようなわけのわからない話で、印象に残り、YAHOOの映画評価を見ても評価が高いということで、かなりミーハーな理由で行ってみることに。 さっそく、夫婦でインターネット予約。 TOHOシネマズでは、夫婦のどちらかが50才を超えれば、二人で2200円で映画が見れます。 上映中に「へいしゃ~」とか、「おんしゃ~」とか言った掛け声はありませんでしたが、思った以上に楽しめました。 もちろん、ゴジラという設定そのものがリアリティのないものではありますが、その中でもできるだけリアリティをという意図も強く感じられ、目線も低く、見ている観客も逃げ惑う当事者のような気分にさせてくれます。 「おんしゃ~」「へいしゃ~」というのは定かではありませんが、ゴジラという未知なる圧倒的な存在を前にした人間ドラマでもあります。 多少安っぽいところはありますが、十分楽しめました。 ヒットしたのも頷けます。 そして、昨日、22日の秋分の日に見に行ったのが「君の名は。」 若者たちに大人気で、登場した場所に人が殺到し、舞台となった飛騨市では事情が分からず、「何事だ」とびっくりしたとか。 なにしろ、飛騨市には映画館がなく、住民のほとんどはこの映画を見ていないらしい。 というようなことをワイドショーでやっていて、さらに、うちの奥様の友人の娘さんが「絶対オススメ」なんて言ってるし、ということで、私と、うちの奥様と、その友人、計4人で行ってみることに。 こちらは、高校生の男女を主人公としたアニメですので、観客も若い人中心。 若干浮いた感じではありましたが、こちらもまた、しっかり楽しめました。 高校生の男女が入れ替わる、という「転校生」的なイメージで見に行ったのですが、内容はぜんぜん違ってました。 「忘却」をテーマにした、結構壮大な物語です。 細かなところを言えば、確かに突っ込み放題なのですが、物語の展開も奇抜で面白く、そもそもリアリティを求めること自体が野暮な話。 ハラハラしながら見れて、ちょっと切ない気持ちになれて、人のつながりについても少し考えさせられる映画です。 アニメ映像の美しさについても話題になっていますが、確かに映像も美しく、リアリティがあります。 アニメに「ぼけ」の概念を入れて、なおかつ光の描写にもこだわっているので、とても立体的に感じられますね。 ということで、50才を超えたシニアでも楽しめる質の高いアニメだと思います。 なにしろヒット作ですので、私がどうこういう必要もありませんが、若者の映画だと決めつけずに見に行ってみるのもいいかもよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/09/24 07:32:26 AM
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