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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2007/06/22
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カテゴリ:スポーツ
以下の記事から、イチローも桑田を認めていることがよくわかる(大人だから当たり前か)。以下の二つめの記事の,第一打者の「幻惑を感じた」という台詞が,今の桑田の真骨頂をよく表現しているのかもしれない。

この辺は,甲野善紀先生の古武術から学んだことを契機として,独自に発展させた投球術のなせる技だろう。

あ,そういえば,9月の日本心理学会で,甲野善紀,竹田青嗣,池田清彦先生らと一緒に学会企画シンポジウム&ワークショップをやります(詳しくは後日)。

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イチロー、桑田に脱帽 空振り三振で
2007年6月22日 (金) 16:35 共同通信社
 マリナーズのイチローは2打席目に16試合連続安打を決めた。次の打席では2-2から6球連続ファウルの末に左前適時打を放った。しかし試合後は、この先制打に関する質問を遮った。約5分間の会見は、ほとんど桑田との対戦についてだった。

 「もちろん打つ気満々でいきましたよ。あそこで打ち取っていただきたいなんて全く思ってない。でも…、参りました」。空振り三振に打ち取られて素直に脱帽した。

 「(桑田さんは)昔の自分でないことを受け入れている感じがする。それはなかなかできるものではない。ボール球で勝負することを受け入れている」。穏やかな表情で桑田を評価した。(シアトル共同)

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桑田とイチローが交わす言葉のない会話
2007年6月20日 (水) 18:34 MAJOR.JP
【シアトル19日=丹羽政善】試合前――。グラウンドには、ヤンキース戦かと見紛わんばかりの数のメディアで溢れていた。

 これが、桑田真澄という存在感なのか。

 終盤の8回――。ここ、という場面で、出番がやってきた。

 マリナーズが2点差として、なおも2死一、二塁という場面。試合のポイントでジム・トレーシー監督が指名したのは、39才のルーキーだった。

「いきなり来たもんで、びっくりした」と桑田は言う。

 しかし、「こういう場面で投げさせてもらえるのは、ありがたいこと。とにかく、うれしいなという気持ち」が、ブルペンからマウンドへ向かう間に沸き起こっていたそうだ。

 ユニエスキー・ベタンコートの代打には、左のベン・ブローサード。

 もちろん、桑田の頭には、ブロサードのイメージがない。しかし、投球練習をしながら、横目でブロサードの素振りを伺う。その時点で、だいたいの攻略法を描いたそうだ。

 桑田は言う。

「今まで自分で培ってきた経験から、バッターのタイプを3つに分けているんです。で、素振りしている姿を見て、あのバッターはこういうタイプ、だから、こういう攻めをしていこう──」

 ブロサードに対しては、素振りからこんなイメージを得た。「追い込んだら、カーブで空振りを獲れるんじゃないかな」

 実際は、カウント1-2からの4球目を打って、ブロサードをファーストゴロに打ち取り、追い込む前の決着だった。

 ブロサードは、「球がよく動いていた」と口にする。

「幻惑を感じた」とも言った。その意を問えば、「低いと思ったら、意外に高かったり。高いと思った球が低かったり。4球なので、何とも言えないが、いい球を投げていた」と、桑田を称えている。

 桑田のストレートは、90マイル(約145キロ)にも届かなかったが、「そんなことは関係ない。彼が今日のように低めにボールを集めていれば、通用するんだよ」とも、ブロサードは言っている。

 さてその場面、ネクストバッターズ・サークルで見つめていたイチローは、複雑な思いで、対戦を見つめていたという。

 桑田の復活――、そんな背景も知るイチローは、こう考えていたそうだ。

「僕らが勝つためには、打たなくてはいけなかったんですが、ちょっと『抑えてほしいなぁ』という気持ちもあったね。これまで、リーグは違って、日本でもほとんど対戦してないですけど、長い間、時代を作ってこられた方ですから、ちょっとこう、特別な感情が…『ああ、いいもんだなぁ』と思いました」

 もちろん、桑田はイチローの視線の意味を知るはずもない。一方の桑田は、イチローの視線を、こんなふうに感じていたというから面白い。

「後ろにイチロー君が控えてましたから、その重圧をちょっと感じながら投げてました。見えない力で攻撃しているというか、それで崩れたピッチャーも一杯いるんだなと思いながら…」

 言葉のない会話。絡み合う視線は、互いを認め合うもの。

 マリナーズは6連敗を喫し、マイク・ハーグローブ監督はこの日、試合後の会見を拒否した。

 しかしながらクラブハウスではイチローが、試合前に桑田と話した内容を聞かれたとき、「けがしないからすごいよね、どうやってんの? なんか特別なことやってんの~?」と桑田の真似をしてみせるなど、笑みを見せた。

 状況は厳しいが、イチローは桑田から何かを学んだよう。

「すごく力が抜けている感じがいい。実際はどうなのか分からないですけど。でも、それを殺している感じが好きです」

 桑田も、もちろん、笑みを見せた。

「(場面は)どこでもいいんですよ、僕は。行けといわれれば、どこでも投げる。20年かけて夢が実現したわけですから。失うものは何もない」

 残り2試合。あとは、実際の対戦が楽しみだ。

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Last updated  2007/07/31 05:46:45 PM
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