楽天競馬
酒井忍騎手公式サイト ~ Dettori  楽天競馬ブログ 540349 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2008年01月01日
XML
カテゴリ:酒井忍コメント
 シンガポールでデビューの今日、ジェイドで勝利を挙げることができました。レースは2番手につけて、直線でハナに行った馬と一騎打ちとなり、交わして勝利しました。シンガポールはオーストラリアやフランスなど、世界中からジョッキーが集まっており、レベルの高さは予想以上でした。こっちに来て半月になりますが、レースや攻め馬を見て痛感しました。12月中は調教に乗ることも許されていなかったので、半月も馬に乗らなかったことは今までにないことでした。今日、しばらくぶりに調教に乗りましたが、しっくり来なかったです。馬インフルエンザの影響で、日本から馬具を持って来ることが禁じられており、こっちで全て揃えたのですが、鐙がツルツルで、これは危ないなと思っていたのですが、シンガポールのデビュー戦でレース中に鐙が外れてしまいました。馬もデビュー2戦目で、まだ若い感じで外に逃げてしまい、ほろ苦いデビュー戦でした。芝のレースはふわっと乗る意識があるのですが、シンガポールの芝はすっと伸びる感じではなく、追って伸びる面があります。ダートほどではありませんが、今日のジェイドもずぶくて、追って勝ちました。コース形態は、コーナーの入りはキツいのですが、入ってからは緩やかでとても乗りやすいです。それから、こっちはまっすぐ走らないと、すぐに制裁の対象になるので気をつけなければならないです。日本では、外枠の馬がかぶせてきたら、内が下げるみたいな暗黙の了解がありますが、こっちではそれが制裁になりますので、神経を使います。こっちに来て、言葉が通じない不便さがとても身にしみます。乗り数を増やしたいのですが、その壁があるので、今は高岡厩舎の馬しか乗れません。実績を残して、向こうから依頼があればいいのですが、こっちからコミュニケーションがとれないのがとても厳しいです。
 シンガポールという国は、厳しいところは厳しく、ゆるいところはゆるく、いろんな人種が住んでいて、言葉の壁さえなければ、とても居心地のいい国です。多くの人種が住んでいるので、周りの目も気にならないです。こっちに来て1週間は、言葉が通じずホームシックになりましたが、今はこっちの生活を楽しんでいます。今住んでいるのは、競馬場から自転車で30分のところです。毎朝、調教に自転車で通っているのですが、先日、バスに轢かれました。真っ暗な道を自転車で走っていたのですが、日本では当然、車の方が止まる場面だったので、安心していたら、突っ込んできました。たまたまかすり傷で済みましたが、自転車は大破してしまい、その場で運転手の携帯電話の番号と車のナンバーを控えて、後日、英語の喋れる人に話をつけてもらい、新しい自転車を弁償してもらいました。一瞬死ぬかと思いましたが、日本では考えられないことが起こるのも、海外ならではと思います。3月まで、いろんなことを吸収したいと思っています。これからシンガポールのことをブログで紹介していきますので、ご期待ください。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年01月01日 21時57分28秒
[酒井忍コメント] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.