「警視庁デカが選んだ大事件」
創立140周年を迎えた警視庁が職員にむけて実施したアンケートを実施したという話題。普通アンケートといえば回収率が30~40%程度もあればよしとしたもの。それが全職員5万人対象に実施し、回収率が91%にも達したというのは、組織が組織だけに上からの意向がよく通るということかもしれません。そういう意味では「威光」と書いた方が当っているような気もしますが・・・。ウエブトピックスより警視庁デカが選んだ大事件、明治以降100の事件・事故からベスト10をそのまま転記すると、(なんだか小保方さんみたいだな・・・笑!)1位 オウム真理教事件 平成7年~2位 東日本大震災 平成23年3月3位 あさま山荘事件 昭和47年2月4位 3億円事件 昭和43年12月5位 大喪の礼/即位の礼・大嘗祭 平成2年11月6位 オウム真理教事件特別手配3人の逮捕 平成24年1月~7位 世田谷一家殺害事件 平成12年12月8位 秋葉原無差別殺傷事件 平成20年6月9位 西南の役 明治10年2~9月10位 八王子スーパー強盗殺人事件 平成7年7月明治以降といいながら、平成が7件、昭和が2件、明治が1件とは、やはり自分が身を持って経験したことが鮮烈に記憶に残っているということなのでしょう。私も9位を除くすべての事件が発生した時代を生きて来たわけですから、6,7,10位の詳細こそ忘れましたが、すべて記憶している事件ばかりです。オウムやあさま山荘など社会を揺るがした事件性のものからいえば、よど号ハイジャック事件やダッカ日航機ハイジャック事件が選ばれてもよさそうなもの。さらに西南の役が入るくらいなら、どうして昭和20年8月の終戦が入らないのだろう?さかのぼって昭和16年12月の太平洋戦争開戦も、この国の歴史上見逃してはならぬ大事件のはず。乗っ取り犯の要求に屈して、収監している刑事犯を超法規的措置によって釈放したのは、ダッカ日航機ハイジャック事件だったか?「人命は地球より重い」と時の総理大臣の苦汁の決断によるものでしたね。そういう観点からすれば、権威ある警察権力が踏みにじられた苦い事件とも言えますから、ベスト10に選ばれなかったのも当然と言えるかもしれません。先の不幸な大戦の開戦と終戦についても、当時は陸軍が国内の治安も含めてすべてを牛耳っているような時代でしたから、警視庁にしてみれば、思い出したくもない事件といえるのでしょうか?我々国民の目線とは少し違った感覚を感じさせるアンケート結果のようにも思われます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**