カテゴリ:ひとり言
当事者だけが知らないで平気でいるさまを「知らぬは亭主ばかりなり」と言いますが、これは長屋の住人みんなが知っているのに、妻の浮気を知らないでいるおめでたい亭主にひっかけた言葉ですね。 いつの世もしたたかなのは女、純朴でこっけいですらあるのは男と相場が決まっているのは、何も人間の世界ばかりではないようです。 本日の日経34面社会欄より ヤリイカの大小のオスは、二タイプの精子で繁殖しているという記事。 なんでもヤリイカには、メスに比べて体が大きいオスと小さいオスがいるんだそうです。で大小がメスを巡って争うと、どんな動物の世界でも大概そうなんでしょうが、大抵は大きいオスが勝って子孫を残せるということなんですが、負けた小さいオスは、メスの腕の付け根にある精子貯蔵器官に向かって精子を放つんだそうです。(・・・むなしくもけな気な、負けた方のヤリイカの気持ちよく分かります・・・笑!) ところが、その精子は大きい方が小さくて、小さい方が大きいというのですから、何だかこんがらかってきますね。 学者センセイの到達した結論は、「メスの輸卵管で卵子に向かって泳ぎ出す大きいオスの精子と違い、小さいオスの精子は、流れの強い海水の中を泳がなければならないことから大型化した可能性がある」というのですから、自然界の摂理には本当に驚かされます。 さらに、「ほとんどのメスは小さいオスからも精子を受け取り、受精させている」というのですから、けな気な小さい方のオスイカに感動した以上に、いただくものはしっかりいただいているしたたかなメスイカに、驚き恐れ入るよりありません。 大きい方のオスも小さい方のオスも何も知らなくて、知っているのはメスばかりというヤリイカの世界。 ・・・人間のオスに生まれてよかった。。。 こっけいでも純朴に生きていきたいと思ったことでした。(・・・大爆笑! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月06日 15時49分53秒
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