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カテゴリ:トピックス
3月15日からコンピューターとプロの専門棋士が対局する「将棋電脳戦」が開催されるということです。今年で3回目ということですが、過去2回いずれもコンピューターが専門棋士に勝ち越しているというのですから、驚くべきはコンピューターソフトの頭脳といえましょう。 コンピューターはその性質上、右か左かの二者択一は得意としますが、こうやってもああやっても大差ないという幅広い選択枝のあるときの判断が苦手だと言われて来ました。将棋で言えば終盤の詰むや詰まざるやの局面では、どんなに長い詰み手順もたちどころに読み切ってしまいますが、序盤のこう指してもああ指しても一局というような局面では、融通が利かないという弱点があった。ゆえに序盤早々不利な指し手を指してしまい、終盤の力を出すまでもなく簡単に敗れてしまうというのが常でした。 それがプロの指し手を何万局も記憶し、その中から局面に応じて柔軟な指し手を選んで指せるようなソフトが開発され、序盤も専門棋士に遅れをとらないは、終盤はもとより完璧というコンピューター棋士が登場するにいたった。 しかし、残念ながら将棋を指すといってもコンピューターが選んだ次の一手は、進行係りの人間の手によって盤上に指されていた。 ところが、ところが・・・、今回から自分で指すって、ホントですか!? ウエブトピックスより デンソー、将棋電王戦に名乗り ロボットで王手指す 同時に配信されている写真を見ると、ロボットアームが盤の前に座っているではありませんか。像の鼻のようなアームを使って、コンピューターの指示通りに駒を摘まんで指すというのです。 相手の駒を取るときは、取った相手の駒を駒台まで運んで、自分の駒を進めるのだろうか?駒を敵陣で成るときは、ちゃんと駒をひっくり返せるのだろうか?升目を間違えて、「歩」を二桝進めたりしたら即反則負けだぞ。 まあ、お手並み(アーム並み?)拝見としますか? それにしても、こんな無粋な機械と盤を挟んで座らされるプロ棋士の先生は堪りませんね。これじゃ、力が出ないんじゃないか? この調子でいけば、来年はアームが2本になっているかもしれませんぞ。駒を動かすだけでなく、扇子をパチリパチリと鳴らしたり、パタパタと扇いだりしたりして。・・・そんなことはないか?(笑! プロ棋士の先生方の健闘を祈っています。どうかコンピューターをぎゃふんと言わせてやってください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月06日 11時11分13秒
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