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カテゴリ:ニュース
「密告」を辞書で調べると、「密告する」で、ひそかに知らせること。ひそかに告発すること。他人の行状などをこっそりと告げ知らせることとあります。 喫煙者が抜きん出て多いと言われるお隣の大国・中国。その首都北京市で、職場など屋内での喫煙を全面的に禁止するという世界的にも厳しい禁煙条例が6月1日に施行されたということです。2022年冬季五輪の北京市開催が決まったことも「禁煙徹底」の動機になっているそうですが、お上(党)の意向は威光をもって徹底されなければならないというお国柄は、「密告ボランティア」という言葉にもよく表れているような気がしませんか。 ウエブニュースより、 北京で喫煙“密告”制度導入へ 年末までに密告ボランティア10万人 現在約1万人のボランティア要員を年末までに10万人に増やす方針だとか。スケールの大きさはここでも類を見ない大国振りを発揮していますね。 しかし、何事においても損得勘定に長けた国民ですから、かの国で報酬なしのボランティアに10万人も集まるだろうかと、要らぬ心配をしてしまいがちですが、ボランティアと違反者の間で罰金の内側の金額で折り合いをつけてしまうという新しいビジネスが生まれる可能性が否定できないのが、かの大国でもあります。 そうであればボランティアのなり手は10万人どころか20万人、30万人たちどころに集まるようにも思えて来ますが、肝心の禁煙が一向に進まぬのはなぜかと、北京市の党幹部は首を傾げることになりはしまいか? そうしたら、密告ボランティアを密告するボランティアが必要になって来ますぞ。(笑! 歴史を顧みると、大陸から文字どおりの大国の漢字文化を取り入れたわが国でありますが、「密告」という言葉はあまり好んで使うようなことはありませんね。ましてや「密告ボランティア」などというボランティアに密告を結びつけるというような発想は、養っておりません。 かの大国は「密告」の大国でもあったのか!? 2022年冬季五輪では、北京市民2000万人すべてが喫煙とは無縁であることを願うばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月24日 12時21分42秒
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