カテゴリ:本
皆さん当然のことながら、その土地・土地にお住まいでしょうから、お住まいの土地には愛着というものがおありでしょう。 ところで、お住まいの地名についてその由来をお考えになられたことありますでしょうか? 私は商売柄当然のことと言ってしまえばそれまでですが、そばについては人一倍興味があります。それでそばの歴史について調べてみると、今のように細く切られて食べられるようになったのは、江戸時代の初め頃。意外に新しい食べ物なのです。 では、当時の江戸の人はどのようにそばを食べていたのかなどを調べているうちに、当時の人々の生活やものの考え方、風俗・習慣・・・といったものにまで興味を抱くようになりました。 そのうちに、日本橋、両国、築地、佃島・・・などという地名、そっくり時代劇に出てくるような地名ですが、当時の江戸は世界最大の人口を誇る都市ですから、ここにもたくさんの人が住んでいて、泣いたり、笑ったり、怒ったり、・・・そしてそばを食ったりしていたのだろうなと思ってしまうのです。 いづれ、ゆっくり時間をとって東京見物をしてみたいなまどと思っております。東京見物といっても、江戸の匂いが色濃く残っている街めぐりですね。 ・・・残念ながら、とてもそんな時間などありませんから、こんな本をめくっては、当時の江戸の匂いをかいでおります。 この中から一つ、皆さんもご存知の地名「落合」についてその由来をご紹介します。 筆者は、ここで地名の文法というものに言及しております。 つまり、全国に「落合」という地名があるとすれば、そこはかって必ず川と川との合流地点であり、それ以外は考えられないと。 同じことがいえるのが、「追分」。 これは街道と街道の分岐点につけられる地名だということです。 ナルホド!言われてみればごもっとも。 それで、東京、いや江戸の落合というのは、家康が引かせた人口の上水、神田上水・・・これが今の神田川だそうです・・・と妙正寺川が合流する地点、現在落合橋があるやや上流のあたりを指すということです。 私など、落合といえば、ドラゴンズの落合ゼネラルマネージャーのことしか思い浮かびませんが・・・(苦笑! そんな法則が地名にもあったなんて、この本を読んで、一つ利口になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月06日 12時36分07秒
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