勤務終了まであと数分の時携帯に着信があった私は、一週間前に来てもらった刑事さんのいる警察署へまず連絡しました。事情を良く理解してくれていると思ったからです。けれども残念ながらその刑事さんは不在で、電話口の警察官の方に110番しても良いと言われたのでまた110番しました。急いで帰宅するとパトカーが来てくれていて一緒に室内に入りましたが、やはりこれと言った大きな異常はありませんでした。この時はまだクローゼットの中の異変に気付きませんでした。しばらくして警察の皆さんは帰られました。この頃私は週2回習い事に通っていてこの日はちょうどその日でした。すでに始まっている時間で精神的にも疲れていたので、休むつもりでした。けれどもやはり行く事にしました。このまま休むと犯人に負ける事になる上に休ませるためにこういう事をしたのではないかとも思ったからです。気をとりなおしてまた勤務先方面行きの電車に乗り目的の駅で降り、だいぶ遅くなったので階段をかけあがろうとした時です。階段のちょうど真ん中辺りに人々の雑踏にまじって携帯電話で話をしている黒いロングコートを着た小柄な欧米人に目が行きました。あちらがこちらを見ていたからか、雑踏のなかでその男性だけ動きが止まっていたからかもしれません。私が階段をかけのぼりその男性の前を通り過ぎようとした時、私の方を見てその男性が携帯で電話の向こうの人に「ターゲット、、、」と話す声が聞こえました。もちろん私の事を言ったのではないのかもしれませんが。
ただものではないものを相手に合法的に戦うにはどんなことにも負けない強靭な精神力が必要です。
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最終更新日
2009年02月05日 15時40分08秒
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