カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、京都上京区にある相国寺承天閣美術館で
開催されている「若冲展」に行ってきました。 私が、伊藤若冲に興味を持ち出したのは、 昨年秋に、京都国立近代美術館で開催されてた、 「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」に、 ふらぁ~っと行ったことがきっかけです。 この時、若冲のエネルギーに溢れた絵に、 本当にびっくりしてしまいました それ以降、彼の絵が気になって仕方ない・・・ 今回、相国寺承天閣美術館で開催されている「若冲展」は、 現在、宮内庁三の丸尚蔵館が所有している、 大作「動植綵絵」三十幅と、 相国寺の「釈迦三尊像」三幅とが、約120年ぶりに再会を果たし 展示されているというものです。 これらの絵は、もともと、若冲が、 家族や本人の永代供養として相国寺に寄贈したもので、 明治の途中までは、共に並べられていたのですが、 廃仏毀釈により、動植綵絵のみが 皇室に献上されてしまいました。 それ以来の再会で、 この先、この様な企画は無いかもしれないとも言われています。 その為なのか、13時頃、美術館に着いたら、 入場制限が掛かっていて、すごい行列! 何と、入場までに80分待ち くらくらぁ~しまったぁ~ もっと早くくればよかったよぉ~ 若冲を、甘く見ていました。 私は、そんなブームがあるのは知らなかったのですが、 今、ひそかに若冲ブームなんだそうですね。 今日、来られている方も、若い方からお年寄りまで 様々な年齢層の方がおられました。 また、関西弁ではない方言を話されている方も たくさんおられ、遠くから来られているのが よくわかりました。 皆さんの熱心さに、本当に頭が下がります。 * * * * * * * * * * * 美術館の中は、第一展示室と第二展示室に分かれていました。 第一展示室は、主に金閣寺の大書院に描かれていた 水墨画「鹿苑寺大書院障壁画」(重要文化財)が展示されています。 展示の仕方がよく工夫されていて、 本当にその場所に私たちがいるかのような感じを受けました。 (書院を復元されていました) こんな展示の仕方、いいですね~ 水墨画ではありますが、 若冲らしい細密な描き方に、感動してしました。 特に、「葡萄小禽図床貼付床の間」の前では、暫く足を 止めてしまいました。 ふぅ~(心が)満腹じゃぁ~ * * * * * * * * * * * 第一展示室を鑑賞し終わった後、 第二展示室に辿り付くまでに、またまた、入場制限。 並ばされること、数十分。。。 ようやく着いた第二展示室に、超びっくりっ なんて人だっ 一瞬、人の頭を見に来たのかと思った位の人だかり・・・ うわぁ~・・・苦笑のsakuranomiでした。 絵の前では、前列の人が全然動かずに 熱心に鑑賞されているので、背の低い私は辛かった でも、頑張って鑑賞してきましたよ~ 今にも動き出しそうな鶏(特に群鶏図)、 まるで、香がしてきそうな薔薇、 今にも吸い付かれそうなタコの吸盤、 一体、何個描かれているんだと思うようなリアルな貝、 その他にも、生きているかの様な蛙や蝶、蛇・・・ 絵のエネルギーがありすぎて・・・ 思うこともいっぱいありすぎて・・・ 感想が書ききれないです(^_^;) 若冲は、自分が描いた絵に、 命を吹き込みたかったのかと思ってしまいました。 圧倒! 一回きりの鑑賞では、物足りません~・・・ 招待券が残っているので、 来週も行くことにしました 美術館を出たら、4時前になってしまいました。 本当は、この後、鈴虫寺に行きたかったのですが、 時間的に厳しかったので、 今回は諦めました。次回ですね。 ~6/3まで 相国寺承天閣美術館「若冲展」HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/27 12:11:34 AM
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