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2009/11/23
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連休も終わり。

明日から、また会社で、
色々な難題と戦っていかなきゃ。




      *




今日は、12/27まで、京都国立近代美術館で
開催されている「ボルゲーゼ美術館展」について。



<開催概要~リーフレットより抜粋~>

イタリア・ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置する
ボルゲーゼ美術館。

この美術館は、教皇・パウルス5世の甥である、
ボルゲーゼ枢機卿(1576-1633)のコレクションを基礎とし、
世界に名だたるルネサンス・バロック美術の宝庫と言われています。

このたび、“日本におけるイタリア2009”を記念し、
ボルゲーゼ美術館のコレクションを日本でまとめて
ご紹介する初めての機会となりました。

15世紀から17世紀にかけて花開いたイタリア美術の流れを、
ラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》をハイライトに、
カラヴァッジョという「異端児」が登場する終盤まで、
選びぬかれた約50点の珠玉の名品によってお楽しみいただきます。





      *




展示作品数 約50点。

(配布用の展示作品一覧無し。但し、
京都国立近代美術館HP内に掲載有)


展示作品数が多いと疲れますが
50点となると、やっぱり少なく感じましたね。



会場には、実際のボルゲーゼ美術館(入館予約制)を映したビデオが
上映されていました。

それを観ると、
大理石で作られた、この美術館の建物全体が、
芸術作品だということがよくわかります。

ここの本当のよさは、実際にその場に行って鑑賞してこそ
感じられるのかなぁと思いました。


映像のみではありましたが、
この美術館が収蔵している
ベルニーニの『アポロンとダフネ』は、是非、この目で
直接観てみたいと思いました。




      *




以下、簡単に今回の展覧会出展作品の感想を。


・ラファエロ「一角獣を抱く貴婦人」


ボルゲーゼ枢機卿が収集した時は、描き換えられて
聖女画となっていた、この絵。
当時は、ラファエロの作品と認識されていなかったとか。

にも関わらず、
この絵をコレクションに加えた、ボルゲーゼ枢機卿の審美眼は
さすが、と言わざるを得ないんでしょうね。



モデルの女性は、誰であったのか
今も分からないとのこと。


モデルの女性の結婚を機に
ラファエロによって描かれたと推察されるこの絵は、

わずか20数年後には
聖女画に描き換えられていたそうです。


この聡明で美しい女性の人生に
結婚後、何があったんでしょうか。


そんなことを考えながら鑑賞すると
ちょっと切なくなりました。




・ボッティチェリとその弟子たち「聖母子、洗礼者ヨハネと天使」


キャプションを見なくても、一目でボッティチェリが
描いたとわかる作品。

彼の作品って、女性の「顔」に特徴があるから、
すぐにわかりますね。


個人的に、今回の展覧会で、この絵が
一番のお気に入り。


愛情あふれた絵のテーマ、柔らかな色づかい、
円形画(トンド)形式からも、ソフト感を感じます。





・カラヴァッジョ「洗礼者ヨハネ」


この絵をカラヴァッチョが描いた時、
彼は人を殺めた後の逃避行中だったとか。


それを思いながら鑑賞すると、
この絵がすごく“怖く”感じます。


キャンバスに描かれたヨハネの
けだるそうに、見る者を誘っているかのようなその姿勢、
妖しげな微笑。


殺人という大きな犯罪を犯した人間が
その精神状態で、
この落ち着いた絵を描くことができるというのが、
私には驚きです。


カラヴァッチョは、
人を殺めたことに対して「悪いことをした」という感覚が
あまりなかったのかな。


そう考えると、すごく不思議で怖い絵。


「怖い絵4」の出版はないそうですが、
もし、あるとすれば、この絵も候補入り?うっしっし




・ベルニーニ「枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼの胸像」


この胸像を一目みるだけで、この美術館の主、
枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼがどんな人だったか
パッとわかるような気がします。


小さい時から恵まれて育ち、
権力・財力など、なんでも自由自在。

欠けた状態を知らずに
人生を歩んできました、って感じ。

傲慢感、たぁっぷり。

申し訳ないけど、
あんまり仲良くしたくない(笑)


彫刻で、ここまでの人間性を表現した、
ベルニーニはさすが。





・ブレシャニーノ「ヴィーナスとふたりのキューピッド」


ふたりのキューピッドを連れた 美しい顔のヴィーナスが
とまどいながらも、一歩を踏み出した瞬間?を描いた作品。

とても清楚。

キャンバスからヴィーナスが出てきそうな感じがして、
「だまし絵展」(11/1ブログ)への出展もOKって感じうっしっし




      *




・ボルゲーゼ美術館展 公式HP

・京都国立近代美術館 HP

 (この後、東京に巡回)





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Last updated  2009/11/24 12:28:50 AM
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