新 緑仙の日々是好日(2024.昭和の日)
4月29日は祝日「昭和の日」ですが、昭和前半は「天長節」(1927〜1947年)、その後は「天皇誕生日」(1948〜1988年)、昭和天皇崩御後は自然の恩恵に感謝する「みどりの日」(1989〜2006年)になり、さらに「昭和の日」(2007年〜)と変わりました。昭和天皇は、明治34年(1901)4月29日、皇太子嘉仁親王(大正天皇)同妃節子(貞明皇后)の第一男子として誕生され、御祖父明治天皇より、御名を裕仁、御称号を迪宮と賜りました。戦争の時代を歩まれた天皇陛下でございました。晩年は体調を崩され、昭和62年9月、宮内庁病院において手術をうけられました。しかし翌63年9月、再び体調に異常をきたされ、ご療養に努められましたが、昭和64年1月7日午前6時33分、吹上御所において崩御(御歳87)なされました。そして、時代は平成となり平成から令和へとさらに時は過ぎてゆきました。私は、4月29日は、やはり「天皇誕生日」と言うのが一番、腑に落ちます。昭和天皇の時にさえ次のお世継ぎは‥という問題はありました。平成の時も政府で何度も議論されましたが未だもって継承問題は解決策がはっきりしていません。このまま無駄に時間が過ぎていけば次の次の天皇は秋篠宮家のご長男ただ一人になってしまいます。こんなところにも少子化の問題があるのですね。世界で一番古い歴史を持つ天皇家。どこの国よりも古くから、それこそ、仏教やキリスト教、イスラム教が出来る前からあった日本の王家です。側室制度が無くなってしまったので後継者問題は重要ですね。皇居は、以前は「江戸城」でしたが安政の地震後、道灌堀の辺りはそのままにされて手付かずと言われています。この広い敷地の中には多くの動植物が生きて住んでいます。植物は遠く異国から献上されたものも多く珍しい植物もあり、鳥達も皇居に数多くが住まいとして暮らしています。また、昆虫類、微生物も東京のど真ん中とは思えないほど多くそれぞれの研究者たちの憧れの場所でもあります。皇居の中ではそのすぐ外側でGWを楽しんでいる人たちの声、電車、車の音など全く聞こえないのだと思っています。徳を積むと人々から愛され、敬われ、花も木々も鳥も蝶も集まるのでしょう。4月29日‥昭和天皇は、誠に緑豊かな穏やかな時にご誕生あそばされました。さぁ、私は今日も「みどり」に感謝してせっせと庭掃除です。にほんブログ村にほんブログ村