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テーマ:落語!&演芸!(1447)
カテゴリ:お出かけの話
日本で一番短い名前の県庁所在地=三重県津市で行われた、「伊勢参宮神乃賑」なる落語会へ出かけてきました。
NHKドラマ「ちりとてちん」では、主人公達の名前がしっかり者の清八とボケキャラの喜六にかけられていて、それにちなんで噺家仲間が「東の旅・発端」を賑やかに語る…というシーンもありました。 大阪からお伊勢参りに向かう、清八と喜六の珍道中は上方落語の様々なネタになっています。この「東の旅」、今回いただいたプログラムによれば、二十数編もの独立した落語で構成されているのだとか。 今回の落語会は、その中から四つの噺と太神楽を、旅の道筋に沿って披露していただく…という、伊勢神宮のある三重の地にふさわしい企画でした。 出演予定だった林家染吉さんが水ぼうそうで突如休演…というアクシデントがありましたが、本日の演目は下記のとおり。 「発端」 林家染弥 ~寄席芸能史研究家 前田憲司さん、林家染丸師匠、林家染弥さんによるトーク~ 「煮売屋」 林家市楼 「七度狐」 林家染弥 ~中入り~ 太神楽 豊来家玉之助 「運つく酒」 林家染左 「三十石」 林家染丸 膝隠しをバンバンとリズミカルに叩いて語る「発端」の口上は気持ち良いことこの上なし。 染弥さん、中入り前の「七度狐」でも、お着物の襟に汗がぐっしょり滲みるほどの熱演。 そして今回の落語会における、私の一番のお目当て(?)過日のキモ玉会で初めての出会いを果たした、豊来家玉之助さん。 小さなボールから大きなダルマさんまで、何でも細いポールに乗せておでこで支えてしまう、そのアクロバティックな芸に、手に汗握る!息が止まる! 最後は客席の中まで降りての大サーヴィス。今回も存分に楽しませていただきました。 トリを飾ったのが染丸師匠。「ちりとてちん」では落語指導と、万葉亭柳宝師匠としての出演もされていたので、いつか生の高座を聞いてみたい!と願っていた夢が叶いました。 京都・伏見から淀川まで渡る、三十石の舟を巡る情景描写。 座布団の上で語られる言葉から、旅の情緒や風情が、しみじみと聞いているこちらの脳裏に広がっていく…落語という芸の醍醐味だなぁ、と思います。 小さなエピソードの積み重ねに吹き出しつつ、いい時間を過ごせたなぁ~と感じた十数分でした。 また今日は、うれしいことに、キモ玉会でお知り合いになった、mayさん、葉さん、ことりさんと会場で再会出来ました。 キモ玉会の余韻が甦り(?)穴の開くような熱視線で、お三方のお着物姿を見つめてしまった私…でも皆さん、本当にコーディネートに趣向がこらしてあって、素敵でした(うっとり)。 今回は、私も同行の従妹も着物だったので、総勢5名で「着物で落語」の記念写真(カメラマンは夫)。 終演後にはなんと、お三方の後ろにくっついて、私達まで楽屋に玉之助さんをお訪ねする&サインをいただく…という光栄に浴しました♪冒頭の写真に輝くサインは、そういう訳でゲットしたものなのです。 【お疲れのところ&お時間のないところでも、爽やか笑顔の玉之助さん】 …と、デレデレ笑顔でにじり寄る私(汗) キモ玉会で玉之助さんとの出会いを作ってくれた桃葉さん、そしてmayさん、葉さん、ことりさんにはこの場を借りて感謝!です。 今日は気持ちよく、良質なアドレナリンがたくさん分泌できた一日でした。 笑うことおしゃべりすること、おしゃれすること…どれもが、自分のエネルギーになることばかり、と実感したのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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