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標津サーモン科学館学芸員(理事長と館長も兼務中)の業務日誌

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2009.02.12
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久しぶりの戦う学芸員シリーズです・・・自宅で晩酌中なので・・・

学芸員の仕事上の敵は、鳥たちの場合が多いのですが、時には虫たちとも(業務遂行上)戦う事があります.その中でも特に”蜂”!!!来館者に危害を加える可能性が高いのです。

今から、5年ほど前、サーモン科学館のすぐ脇にクロスズメバチ(ジバチ)が巣を作っているのが見つかりました。その年、仕事をしている際にジバチが多いと思っていたら・・・すぐ脇に巣を作っているのですから、当然といえば当然。
出来れば、そのままにしておきたいところだったのですが、人通りが多い場所で一般の人が襲われる可能性がかなり高く、明らかに危険。撤去しなくてはなりません・・・

こういうときは何故か学芸員の出番です!!
これぞ「雑芸員の本懐」???・・・城山三郎じゃないけど・・・
さらに蜂の巣撤去にはいくつか他の目的もありました

そもそもクロスズメバチとは学芸員が小学生のときから因縁があります。特に高校時代、一人で釣りに行った時、休憩のため腰掛けた場所にたまたまクロスズメバチの巣があり、こっぴどくさされた経験もあるのです(これは以前、つり人社「ノースアングラーズ」にエッセイを連載していた時に書いたネタでもありますが・・)。ハチのほうもびっくりしただろうが、こちらはたまったものじゃない。それ以来、クロスズメバチを見ると無性にこみ上げるものがあるのです。

ウェダーとゴム合羽、ゴム手袋をつけて、防虫ネットの代わりに魚捕獲用の網を改良してハチの巣撤去に挑みました・・・(学芸員は物持ちなので家に防虫ネットはあったのですが、取りに帰るのが面倒だった)


その際、職場のK君との会話。

K君 「(学芸員)さん。殺虫剤は持っていかないですか?」
学芸員「撤去が終わってから、残っているやつに使うよ」
K君 「最初に殺虫剤使わないと危なくないですか」
学芸員「大丈夫だよ、初めてじゃないんだし」そう学芸員はこの時が2度目だったのです・・
K君 「でも、危ないですよ。最初に使った方がいいですよ」
蜂の巣を撤去するためアドレナリンが大量に分泌されていた学芸員は思わず大きな声で・・
学芸員「何言ってるんだ!!!殺虫剤使ったら”ハチノコ”が食えなくなるだろう!!」
K君 ・・・・絶句

そう、学芸員はハチノコが好物だったのです・・・・

その後、K君はハチの話題が出ると必ずこの話をしていました・・・

K君たちは遠くで、人が来ないように見張っててもらい、ハチの巣は学芸員の手で無事に撤去。ハチの巣はそのまま、冷凍庫に入れてハチを弱らせた後、学芸員は”本懐”を遂げたのでありました。

昼休み中に学芸員は、ハチノコをフライパンで炒めて職員に振舞ったのいですが・・・皆、完全に引いていました・・・食べてくれませんでした。

ハチノコはあんなに美味しいのに何故なんでしょう????
見た目で判断してはいけません!!

ハチの巣の写真があったはずですが・・・自宅PCの中に見当たりません。
職場PCにあると思うので、そのうちアップします。





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最終更新日  2009.02.13 00:37:12
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