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標津サーモン科学館学芸員(理事長と館長も兼務中)の業務日誌

標津サーモン科学館学芸員(理事長と館長も兼務中)の業務日誌

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2011.10.17
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道東地域では、毎年、サケ定置網にマンボウが結構かかります。標津サーモン科学館では、これまでマンボウを何回も展示しておりますが、長生きしてくれません・・・。

実は、学芸員はマンボウに関するネタがいくつかありまして・・・最近、ふと思い出したネタも含めて一挙まとめて公開します!

・マンボウを抱きしめて
学芸員は秋鮭の時期になると、知り合いの漁師さんに「小さいマンボウいたら・・・」と展示用のマンボウを頼んでいます。
ところが、その漁師さんが別の漁師さんにその話をしていまして・・・ある日、「××でマンボウとれたから、タンクに入れてあるって」と嬉しい電話が!早速眠い目をこすりつつ引き取りに行ったところ、誰もいないそのタンクにマンボウがいました。。

しかし!

体長は1メートルあるし・・・・まあ、マンボウとして小さいほうか・・・・
持ってきた容器からは完全に入らないし・・・50cmほどのマンボウを想定してたんで・・・・
しかも、2匹いるし・・・てっきり一匹だと思っていました・・・・
一匹は死亡、一匹は虫の息だし・・・絶対に無理・・・
マンボウの入っているタンクは人一人通れるだけの大型タンクの隙間を通らないといけないし・・
車で15mは離れているし・・・
運ぶ要員は学芸員一人だし・・・・しかも、日頃の激務で腰痛・・・

生きているマンボウだけでも海へ返そうと思いましたが、生き残る可能性は低く、そのとき学芸員の脳裏をよぎったのは

「学芸員、マンボウを不法投棄!」という新聞の見出しでして・・・


仕方がないので、マンボウを車まで運ぶことにしました。
運び方はマンボウを逆さ抱っこです!しかも、マンボウは見かけによらず、重い!
すっかり油断していたのでカッパはなく、作業服はビチャビチャでヌメヌメ・・・

そのマンボウたちは、コンテナに氷詰めにして、3日ほど展示しましたが、結構人気でした。。。


・マンボウとカップル
もう10年くらい前の話ですが・・・大水槽にマンボウを展示していた時のこと、来館者がほとんどいなくなった館内を学芸員が巡回していたところ、大水槽の前にいるカップルの会話が飛び込んできました。

カップルの女性「ねえ、これマンボウだよね~」 とマンボウを指さす

カップルの男性「馬鹿だな~ マンボウとサケが一緒にいるわけないじゃないか・・・」 と低い声でクールな感じで答えて・・・

カップルの女性「ハハハ~ そうだよね~」

学芸員はカップルに気づかれないように・・・何事もなかったようにゆっくりと離れました・・・


・道端にマンボー
最近のことですが、道端にマンボウが落ちていたそうで、複数の知り合いからその情報を聞きました!
なぜだ~(´Д`)~
「科学館が落としたんじゃないの~」と言われましたが、そこは科学館よりはるか山側でして・・・無実です(゚Д゚)ノ
その謎は今もって不明・・・・

・マンボー片手にダッシュ!
マンボウは形がなんせあんな形ので・・・大きなマンボウの場合、入れ物は限られます。車の場合でしたら大きな容器に入れればいいんですが、館内への収容は手作業なので、大量の水が入った容器では運べるはずも無く・・・。。。
先日、座布団よりやや大きめのマンボウが採れましたが・・・ご想像のとおりラグビーのように片手でマンボウ抱えて展示水槽までダッシュして収容しました。。。そして・・・・

 

あと、学芸員のyoutubeチャンネルで結構人気がある「マンボウの解剖」を付けておきます。。。

 

 






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最終更新日  2011.10.17 21:13:51
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