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2005年05月31日
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テーマ:本日の1冊(3685)
「しゃばけ」シリーズ第三弾は

茶巾たまご/花かんざし/ねこのばば/産土/たまやたまや

からなる短編集です。

犬神や白沢、屏風のぞきに鳴家など、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若旦那・一太郎に持ち込まれるは、お江戸を騒がす難事件の数々―愛嬌たっぷり、愉快で不思議な人情妖怪推理帖。名(迷?)脇キャラも新登場で、ますます賑わう。(帯より)

若旦那をいつも見守っているのが、実は妖(あやかし)である手代の仁吉と佐助。
若旦那は祖母が齢三千年の大妖なので、人と違って猫又や河童や鳴家(やなり)という小妖怪も見ることが出来るのです。
彼等がみんなで集まる光景が好きです。にぎやかで騒々しくて不思議で暖かくて、ほほえましい限りです。

彼らにいつもこれ以上ないくらいに甘やかされている若旦那が、自分が危険な目にあっていることよりも、それを手代に叱られることを心配するのが笑えます。

今回は佐助の物語もあって、ちょっとどっきりさせられる展開もありますが、彼がここに来る前のことがわかる内容だったので、興味深く読みました。

若旦那は身体は弱いけれど賢くて、いつも鋭い推理力を見せます。これは時代物のミステリ仕立てのファンタジーとでもいいましょうか。ほのぼのとしたいい味をだしています。

まだ時間がゆっくり流れていた時代にはきっと妖(あやかし)たちも存在していたに違いないと、私は信じるようになりました。

 ねこのばば : 畠中恵

 1作目
 2作目








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最終更新日  2006年12月17日 22時41分36秒
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