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2006年10月11日
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カテゴリ:日本ミステリ
『密室の鍵貸します』(感想)に続く、烏賊川市シリーズ第二弾です。

次も読みたいと思います、なんて言っておきながら未だ読んでいない本は沢山あるのですが、そのうちの一冊。kaisa21さんの日記を見て思い出し、やっと読むことに。

砂川警部と志木刑事は、失態により密造拳銃を誰かに持ち去られてしまいます。
二週間後、恐れていた事に、その拳銃で射殺されたホームレスの死体が発見されたのです。
探偵・鵜飼杜夫と共に現場に赴いた戸村流平は、近くに住む食品会社社長・十条寺十三と孫娘のさくらと出会い、なぜか食事にまで招かれることに。
十三にさくらの花婿候補三人の素行調査を依頼された鵜飼は、調査報告のため戸村と共に十条寺邸を訪れた夜、絶壁の上に建てられた離れで殺人事件に遭遇します。
しかも犯人は消失。
失われた銃声の謎と「衆人環視の密室」に鵜飼と、なりゆきで弟子になった戸村が挑みます。


前作でおなじみのメンバーが勢ぞろいですが、ちょこっと顔を出していたに過ぎない二宮朱美が、鵜飼探偵事務所のビルのオーナーとしてレギュラー入りします。
ボケてばかりの登場人物に、ツッコミが加わったわけです。

ベタなギャグ満載ということは覚悟の上でしたが、前作よりはこなれた印象で読みやすかったです。
その代わりミステリの方はやや敷居が低くなった気がします。メインのトリックは私にも予想がついてしまいました。

だからといってつまらないわけではありません。
戸村の動機推理には脱帽だったし、弾丸のカウントダウンをしながらの真相解明は読み応えがありました。

ある程度わかりやすいけれど、全てがわかるわけではない、そこのところのバランスがちょうど良い感じでした。

さらに磨きがかかったおとぼけと謎解きが一体となった本格ミステリ。
楽しい時間がすごせました。


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最終更新日  2007年08月25日 23時12分49秒
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