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学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2007年12月08日
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カテゴリ:名詞・冠詞
Day 32:今日もサミト君スマイルの英語の宿題をえんぴつノートちょっと覗いてみましょう。

問題:下線部の名詞に注意して次の2組の英文を和訳しなさい。

(1) I didn’t have enough time to do that.
(2) I had a good time at the party last night.



皆さんの訳はどうなりましたか?サミト君は次のように文を訳しました。

(1) それをする十分な時間がなかった。
(2) 昨晩はパーティーで楽しい時間を過ごした。


サミト君の訳はもちろん正解です。しかし、日本語の訳を見る限るどちらも「時間」のようですが、同じ「時間」なのに、どうして(1)の time は数えられない不可算名詞になり、(2)の time では a のつく可算名詞になるのでしょうか?

学校英語で time「時間」時計は数えられない不可算名詞として習い、数えられる time は「時間」ではなく「回数」を意味すると習ったのではないでしょうか?確かに、1回、2回、3回の回数は one time, two times, three times のように可算名詞 time を使います。しかし、実際には不可算名詞と習った time「時間」も問題文(2)のように可算名詞になる場合もあるのです(ただし、複数形はありません)。

今回は今まで練習してきた名詞のちょっと応用編ですスマイル。しかし、基本ルールは同じですよ。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準です。

ではまず時間軸を用いて次の2つの time の違いを比較して見ましょう。

ご存知のように、英語という言語には時制があります。つまり下記のような時間軸が英語には存在します。次のように1本の区切りのない無限の時間軸上では、time「時間」は数えることができない不可算名詞になります。

(1) 過去←_______________________→未来 時間軸


しかし、次のように始まりと終わりのある「ひと時」ならば時間軸上に区切りができ、数えられる可算名詞になるのです。実際に区切ると1、2,3,と数えられるでしょう。

(2) 過去←_______|_1_|____|__2__|______|___3___|_________→未来 時間軸


(1)の time「時間」は確かに頭の中で具体的なイメージを描くことができない名詞です。実際に漠然とした「時間」という名詞を具体的な形またはイメージで描くことはできませんよね。だから、数えられない名詞になっているのです。それに対して(2)の a good time は「楽しい時間」つまり、始まりと終わりのある「楽しいひと時」のことを指しています。「時間」も始まりと終わりがある区切られた時間なら具体的なイメージを描くことができませんか?

例文の I had a good time at the party last night. で考えてみましょう。

これは漠然とした「時間」ではなく、始まりと終わりのある「ひと時」ですよね。つまりパーティーに参加した時点から退出するまでの「ひと時」です。このように具体的な始まりと終わりがあるということは、具体的なイメージが描けるということです。

もしあなたがこの例文の発話者なら、実際に過ごしたパーティーでの楽しかった「ひと時」を具体的に人に伝えることができますよね。これが具体的なイメージを描くことができるということです。したがって、具体的なイメージが描けるならば、数えられる名詞になるのも納得ですね。

学校英語で習った数えられない名詞 time「時間」も、「数えられる」「数えられない」の区別を、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えれば、名詞 time も数えられる名詞になるということが理解できますね。スマイル

どうでしょうか、もうずいぶん名詞の区別が頭の中でイメージとして捉えられるようになってきて名詞の「英語脳」が出来上がってきたのではないでしょうか?英語脳が出来上がってきたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。

ではまた、See you next time.バイバイ

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最終更新日  2018年06月19日 07時37分49秒
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