テーマ:英語のお勉強日記(7857)
カテゴリ:if 構文
________________________________________
東日本大震災で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう 被災地域の復興を心よりお祈り申し上げます。 ________________________________________ こんにちはiaxs vancouver のオグリです。 アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ! メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本 「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。 ザ・英文法DL版 本日の問題 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の2文の違いは? 1) If he mailed the package yesterday, it will arrive there today. 2) If he had mailed the package yesterday, it would arrive there today. 答:1)現実世界の事柄 2)空想世界の事柄 詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” で チェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法! TOEICメルマガも発行中。 TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら: TOEIC プラス TOEICメルマガ関連ブログはこちら:こんな TOEIC 教えて欲しかった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆ 次の2文の違いは? 1) If the meeting finished on time, he will have caught the 3:15 train. 2) If the meeting had finished on time, he would have caught the 3:15 train. 答:1)現実世界における過去の事柄 2)空想世界における過去の事柄 今回の問題文1)のように if-節に過去形があると、次のような方程式を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? if + S + 過去形 = 仮定法過去 何度も言いますが、英語は数学ではありません! 「言語」です! 数学の方程式みたいに仮定法構文を機械的に丸暗記してしまうと、if-節の動詞が「過去形」になると無条件で仮定法過去だと思い込んでしまう思考回路のスイッチが入ってしまいますよ。 前述のような方程式が頭に浮かぶ人は受験英語の犠牲者と言わざるをえませんね(笑) 話すための英文法を身に付けるのであれば、受験英語のような機械的な丸暗記はもうやめましょう。 最新メルマガでも言及しましたが、現実世界における過去の事柄ならば、if-節の中で過去形を自由に用いることができます。 では、今回の問題文を比較してみましょう。 1) If the meeting finished on time, he will have caught the 3:15 train. if-節の動詞は過去形だがこの文は仮定法ではない。 もしこの文が仮定法、つまり、空想世界における過去の事柄であれば、if-節の動詞は「had+過去分詞」が用いられます。さらに、仮定法なら後半部の主節には will ではなく、would が用いられるはずです。 後半部が will have caught なら、現実世界における過去の事柄を推量しているだけです。 will はふつう現在か未来のことを表しますが、過去のことを表すためには問題文のように will+have+過去分詞 と共に用いられます。 例) They will eat dinner soon. (彼らはもうすぐ晩ご飯を食べるよ) ↓ ↓ 過去のこと ↓ They will have eaten dinner. (彼らはもう晩ご飯を食べてしまっているよ) つまり、問題文1)は単に過去の事柄を推量しているにすぎないのです。したがって、話し手の頭の中は現実世界の事柄を伝えているのです。 1)「もし会議が時間通りに終わったなら、彼は3時15分の電車にきっと乗ったよ」 話し手は会議が時間通りに終わったかどうか知らないので「会議が時間通りに終わったなら」と単に過去における条件を表しているにすぎません。したがって、実際に会議が時間通りに終わった可能性があることを前提で話しているのです。 これは現実世界のお話ですね。 これに対して、2)の文は「had+過去分詞」で表しています。 これは「空想世界における過去の事柄」です。 2) If the meeting had finished on time, he would have caught the 3:15 train. (もし会議が時間通りに終わったなら、彼は3時15分の電車に乗ったのになぁ) では、何が空想の事柄なのでしょうか? 話し手は、会議が時間通りに終わっていない、彼が3時15分の電車に乗っていないことを知っているのです。だから、もし時間通りに終わっていれば、3時15分の電車に乗ったのになぁ と過去に起こらなかったことを空想しているのです。 このように 2) の文では、話し手の頭の中は空想の世界なのです。この過去の空想の世界を表すために「had+過去分詞」を借用しているのです。 もう一度、簡単に現実世界と空想世界を比較してみましょう。 1)現実世界:会議が時間通りに終わり、3時15分の電車に乗った可能性がある。 2)空想世界:会議が時間通りに終わらなかったので、3時15分の電車に乗ることができなかった。 こんな風に「現実世界」と「空想世界」を頭の中でイメージしながら if-節構文を理解すれば、学校英語で機械的に丸暗記させられた方程式はもう不要です! *「if + 過去形」については「ザ・英文法」P-193 にて解説してあります。 *「will+have+過去分詞」過去の事柄を表す法助動詞については「ザ・英文法」P.235-237にてイラスト付で解説してあります。 応援ポッチもよろしくお願いします! ⇒ スクールホームページ iaxs vancouver スクールFacebook iaxs vancouver Facebook TOEICブログ こんなTOEIC教えて欲しかった! 発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。 Copyrights (c) 2007-2015 by Satoshi Oguri All rights reserved. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[if 構文] カテゴリの最新記事
|
|