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学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2017年01月18日
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カテゴリ:分詞

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本日の問題

 

☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の分詞は正しい?間違い?

 

1) a sleeping baby

2) a sleeping man

 

 





















答:1) 自然 2) 不自然

 

 

詳しい解説についてはメルマガ  学校で教えて欲しかった、こんな英文法!”  でチェックしてくださいね。 

 


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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆

 


次の分詞は正しい?間違い?

 


1) running water


2) a running man

 





















 

答:1) 自然 2) 不自然

 


running water とは言えるのに、どうして a running man は不自然なの?

 


その理由は、分詞が形容詞としていつも名詞の前に置くことができないからです。

 


私は学生時代(30年以上前のことですけど。。。)、分詞1語のときは前から修飾し、分詞に何か他の単語が付く場合(2語以上)は後ろから修飾、と習いました。確かに、結果的にはそうなることが多いのですが、本当のルールは単語数ではありません。


 

もし単語数なら a running man もふつうに使えそうですよね。

 


でも、やっぱり特別な場合を除いては、a running man は不自然なんですよ。

 


名詞の「前」に置かれた分詞は、形容詞に近い働きをし、比較的永続的な状態を表すのに対して、名詞の「後ろ」に置かれた分詞は形容詞というよりは動詞に近い働きをします。

 


これがルールです。

 

分詞の位置を理解する上での重要ポイントは、名詞の前に置かれた分詞は比較的永続的な状態を表すということです。


 

比較的永続的な状態???

 


何だか難しく聞こえますが、簡単に言ってしまえば、「ずっと〜な状態」という意味です。

 


ふつうの形容詞で考えてみましょう。

 


a beautiful mountain (美しい山)


a tall man  (背の高い男性)

 


「美しい山」「背の高い男性」どちらも修飾する名詞の見た目だけではなく、比較的永続的な状態を表しているのです。

 


「富士山は美しい山です」と言った場合、話し手は富士山がずっと美しい状態であると暗に言っているのです。富士山が来月から醜い山になるとは思っていませんよね。

 


また「背の高い男性」のことを来週から背が低くなるとは思っていませんよね。背の高い男性はず〜と背が高い状態なのです。

 


このように形容詞は比較的永続的な状態や性質を表すという働きがあるのです。したがって、分詞も名詞の前に置かれた場合は、比較的永続的な状態や性質を表す働きをするのです。

 


このイメージで問題をもう一度見てみましょう。

 


1) running water

 


例えば、森の小川を想像してみてください。小川を流れる水は「ずっと流れている状態」ですよね。

 

だから、前から running water は自然なのです。


 

それに対して、

 


2) a running man

 


分詞を名詞の前に置くと比較的永続的な状態や性質を表すので、a running man はず〜と走っているような男性のイメージになってしまうのです。でも世の中にず〜と走っている男性なんてふつうはいませんよね。年がら年中、寝ても覚めても走っている人ってそうはいませんよね。

 


こういう理由から a running man は不自然になるのです。

 

 

ちなみに、30年前の映画ですが、アーノルド・シュワルツェネガー主演の「バトルランナー」という映画の原題が「The running man」でした。

 

この映画は、地下に広がる巨大なコースを舞台に、トラップと死のハンターを突破して、ランナーが三時間の制限時間内にゴールできるかを競うゲームだったのです。つまり、ず〜と走り続けるイメージがあるのです。


 

最近では、ウォーキング・デッドという人気番組がありますね。原題も「The walking dead」です。これも前から修飾なのでず〜と歩いているイメージなのです。

 

The dead は死者、だから歩き続ける死者たち、つまりゾンビのことなんです。


 

番組を観ればわかりますが、このゾンビたちはず〜と彷徨い続けているのです。

 


だから、The walking dead なんです。

 


このように分詞を用いて名詞を前から修飾する場合は、いつも「ずっと〜な状態」というイメージがあるのです。

 


それに対して、名詞の後ろに置かれた分詞は形容詞というよりは動詞に近い働きをして、単一の行為・動作に重きを置きます。

 


例えば、

 


The man running on the running track over there is my brother.

(向こうの競争路で走っている男性が私の兄です)

 


これは「走っている」という単一の動作の方をより考えているのです。


 

ちなみに the running trackrunning は形容詞働きをする分詞ではありませんよ。これは前回のブログで紹介した名詞の用途・目的を表す動名詞ですよ。

 

修飾する名詞を主語にして現在進行形(能動)の文ができれば形容詞の働き。それに対して、動名詞は名詞の後に用途の前置詞 for を入れて考えれば区別ができましたよね。

 

the man is running   (形容詞の働き)


the track for running
 (名詞の働き)


 

混乱した人は復習がてら前回のブログをご覧下さい。

 

このように分詞を用いて名詞を前から修飾する場合と、後ろから修飾する場合ではイメージが異なるのです。

 


適当に前に置いたり、後ろに置いたりせず、イメージで考えましょうね!

 

*分詞を用いて名詞を前から修飾する場合と、後ろから修飾の違いについては「ザ・英文法」P314-315 にてイラスト付で解説してあります。イラストでイメージするとよりクリアーになりますよ。

 

 

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最終更新日  2017年01月18日 07時47分35秒
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Re:どうして a running man は不自然なの?(01/18)   TY Harbor さん
英語のことわざ、Let sleeping dogs lie. (眠っている犬は寝かせておけ=触らぬ神に祟りなし)のsleepingは、「ずっとsleepingな状態」ではないと思いますが、どう考えればいいのでしょう? (2017年01月22日 18時47分55秒)

TY Harbor さん   samito07 さん
>英語のことわざ、Let sleeping dogs lie. (眠っている犬は寝かせておけ=触らぬ神に祟りなし)のsleepingは、「ずっとsleepingな状態」ではないと思いますが、どう考えればいいのでしょう?


このことわざもある意味ずっと寝ている犬の特徴を表しています。寝っている犬は起こすまではずっと寝ている状態ですよね。もちろん起こせば「ずっとsleepingな状態」ではありませんが、sleeping dogs とは、犬の寝ついているという特徴に重きを置いているのです。今、寝ているという動作を表しているのではありません。

メルマガで言及したディズニー映画の「眠れる森の美女」Sleeping Beauty で例えるなら、王子様があらわれるまで美女は100年間ず〜と眠り続けました。つまり、その眠り続けた状態を表しているので前から修飾しているのです。もちろん王子さまが現れて美女は目覚めます。だから永久に寝ているわけではありませんが、前から修飾はこの寝ている状態を表しているのです。

また、a sleeping baby と言った場合、赤ちゃんは常に寝ている状態のイメージがあるので、その健やかに寝ている特徴・状態を表して前から修飾しているのです。もちろん現実には赤ちゃんは3時間おきに起きてミルクを飲むからず〜と寝ているわけではありませんが、でも、赤ちゃんの特徴は「ずっと寝ている」イメージなのです。

前から修飾は状態・特徴に重きを置きますが、後ろから修飾は単一動作に重きを置きます。したがって、Let sleeping dogs lie. は寝ているという犬の特徴を表しますが、この文を次のように後ろから修飾すると、今、目の前で寝ている犬を表します。Let the dogs sleeping lie. 「(今)目の前で寝ている犬をそのまま寝かせておきなさい」という意味です。つまり、今、寝ているという動作に重きを置いているのです。したがって目の前にいる特定の犬を指すことになります。

これだけのスペースで説明するのはなかなか難しいですが、ご理解いただけたでしょうか? (2017年01月23日 10時17分41秒)

Re:TY Harbor さん(01/18)   TY Harbor さん
samito07さん
>>英語のことわざ、Let sleeping dogs lie. (眠っている犬は寝かせておけ=触らぬ神に祟りなし)のsleepingは、「ずっとsleepingな状態」ではないと思いますが、どう考えればいいのでしょう?


>このことわざもある意味ずっと寝ている犬の特徴を表しています。寝っている犬は起こすまではずっと寝ている状態ですよね。もちろん起こせば「ずっとsleepingな状態」ではありませんが、sleeping dogs とは、犬の寝ついているという特徴に重きを置いているのです。今、寝ているという動作を表しているのではありません。

>メルマガで言及したディズニー映画の「眠れる森の美女」Sleeping Beauty で例えるなら、王子様があらわれるまで美女は100年間ず〜と眠り続けました。つまり、その眠り続けた状態を表しているので前から修飾しているのです。もちろん王子さまが現れて美女は目覚めます。だから永久に寝ているわけではありませんが、前から修飾はこの寝ている状態を表しているのです。

>また、a sleeping baby と言った場合、赤ちゃんは常に寝ている状態のイメージがあるので、その健やかに寝ている特徴・状態を表して前から修飾しているのです。もちろん現実には赤ちゃんは3時間おきに起きてミルクを飲むからず〜と寝ているわけではありませんが、でも、赤ちゃんの特徴は「ずっと寝ている」イメージなのです。

>前から修飾は状態・特徴に重きを置きますが、後ろから修飾は単一動作に重きを置きます。したがって、Let sleeping dogs lie. は寝ているという犬の特徴を表しますが、この文を次のように後ろから修飾すると、今、目の前で寝ている犬を表します。Let the dogs sleeping lie. 「(今)目の前で寝ている犬をそのまま寝かせておきなさい」という意味です。つまり、今、寝ているという動作に重きを置いているのです。したがって目の前にいる特定の犬を指すことになります。

>これだけのスペースで説明するのはなかなか難しいですが、ご理解いただけたでしょうか?
-----


早速のコメント,しかもとても丁寧にお答えいただきありがとうございます.なるほど,よく分かりました.

自分なりのイメージですが,前に置く形容詞は,発話者が,その物の属性・状態に意識を置いているのですね.物と状態の結びつきが強く,ある意味,2つが一体化していて,物と状態をワンセットで描写したいという意識,あるいは固定したものとして表現したいという意識でしょうか.

一方,後ろに置く方は,まず聞き手の注目を,物自体に向けさせ,その後で物の(その時点での)状態を補足的に説明する意識ですかね.
The man sleeping over there is my uncle.
「あの男の人,そうそうあそこで寝ている,彼は,僕のおじさんだよ.」

文法というのは,単なるルールの集まりではなく,話者の意識がどうなっているかということを見るのが大切だと思いました.改めてありがとうございます. (2017年01月25日 11時47分35秒)

TY Harbor さん   samito07 さん
TY Harborさん

>自分なりのイメージですが,前に置く形容詞は,発話者が,その物の属性・状態に意識を置いているのですね.物と状態の結びつきが強く,ある意味,2つが一体化していて,物と状態をワンセットで描写したいという意識,あるいは固定したものとして表現したいという意識でしょうか.

まさにその通りです。このイメージはまさに形容詞のイメージなのです。


>一方,後ろに置く方は,まず聞き手の注目を,物自体に向けさせ,その後で物の(その時点での)状態を補足的に説明する意識ですかね.
The man sleeping over there is my uncle.
「あの男の人,そうそうあそこで寝ている,彼は,僕のおじさんだよ.」

その通りです。後ろから修飾するときは関係代名詞のように単1の動作を表しますので、聞き手の注意を名詞に向けされることになりますね。

>文法というのは,単なるルールの集まりではなく,話者の意識がどうなっているかということを見るのが大切だと思いました。

仰る通りで、文法は単なるルールの集まりではないのです。話し手の意識が重要です。これは分詞だけに限らず英語という言語には共通しています。その理由は英語は話し手責任のコミュニケーションだからです。

(2017年01月26日 02時05分54秒)

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