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馬鹿はシネマで直らない

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2007年07月07日
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カテゴリ:ドキュメンタリー
 第一次世界大戦の映像記録。開戦直後のお祭り騒ぎのような浮かれ顔から一転して塹壕のどん底に叩き落とされる若者達を笑うのは簡単だ。しかしながら、あの時代は彼らのように振舞うのが世界の趨勢だったのだ。人は時としてとてつもなく愚かになりうる。それは、連合側でも同盟側でも変わらなかったのだろう。
 もちろん、熱心な研究を進めていた職業軍人や日露戦争を経験したロシアの兵士は別の意見をもっていたはずだ。そうでなくては、ああも簡単に開戦直後から戦法を改める事はできない。仮説の証明のためだけに数万、数十万の命を機関銃にさらすはめになった先見の明のある軍人たちの気分を想像すると悲しくなる。

 毒ガスの大々的な使用は第二次世界大戦では行われなかったわけだが、それでも第二次は第一次を凌ぐ惨禍が生じた事にも戦慄を禁じえない。アドルフ・ヒトラーは「こんな事のために」とか言っているが、同じ言葉を戦勝国側で言ってみせてほしかったものだ。そうすれば物凄い平和主義者になっただろうに。
 しかし、学習が足りない点では第日本帝国がもっとも悲しい。成金を生んだ事と、シベリア出兵の結果を見比べて考えれば簡単に結論がでたはずなのだ、いちばんボロいのは実際に国土を戦場にすることなく兵器を売りさばくことだと――それを理解して軍部の暴走を押さえる事ができていれば、第二次世界大戦に当たっても安全地帯として列強各国に兵器輸出して片手団扇の生活を遅れたのにねぇ……何をトチ狂ったんだろう。
 まぁ、両大戦を通じて軍需国家として第発展を遂げ、戦後はアジア諸国に兵器を売りさばいて死の商人として後ろ指をさされる日本が好きかと言われると頷けないのも確か。

 人口の不足が女性や植民地の人々の立場を強化する方向へ働いた事も重要だった。彼らこそ自由を我が身であがない、この地獄のような大戦で辛うじて獲得するものを見つけた人々だったのかもしれない。






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最終更新日  2007年07月07日 13時26分46秒
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