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馬鹿はシネマで直らない

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2007年08月03日
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カテゴリ:ドキュメンタリー
 映像を遺したのが日本人そのものよりも外国人の方が多い時代の記録は新鮮だ。ただし映像は新鮮とはいい兼ねるものが目立った。カメラの性能が後進的だった以上に、日本の高温多湿環境がテープの保存に向いていなかった影響もあるのかもしれない。

 日本の変化を語るスポークスマンの言葉には自分達が幻想として持っていた日本へのイメージと現実の西洋化しつつある日本との間で折り合いがつかないのに苦しんでいる様子がうかがえる。日本人も苦労していたが、彼らの味わった変なギャップも大きかったのではないか――見知らぬところへ覚悟してきたつもりが、あまり代わりばえのしない生活を送るはめになったとすれば。
 まぁ、日本が植民地化されずにやっていくために必死だったのだ。適当な一方通行で西洋化にとやかく言われても困る。

 それにしても日本が国際連盟の常任理事国に昇り詰めた時代があったことが、今でも途方もなく思える。独自に国際的な責任を果たす能力があると思われていたのだから――あと、地政学上で重心をなせる位置の問題もあるだろうが。
 国際連合より少ないにしても常任理事国の権利をみずからぶん投げると言うのはどうにも信じがたい事だ。外国が日本の事を幻想を通してしか知らなかったように、日本も多くの住民は外国の事を知らなかったからあんな事になったのかなぁ。
 もしも国連にとどまり続ける事ができていれば現在の中国とのパワーバランスもまったく違ったものになっただろうに……。
 シベリア出兵もいけなかった。あんなところに兵を出すくらいなら、ヴィルヘルム2世に批判されていた期待に応えてヨーロッパでもっとドイツ帝国としっかり恨みあっておけば、第二次世界大戦で愚かな三国同盟を結ばずに済んだだろう。
 すべては過ぎ去った歴史の記憶であり、後悔するのも空しいけれども。

 昭和天皇のヨーロッパ訪問でイギリスの戦列艦が礼砲を放っている姿が地味によかった。さすが伝統をもってなる海軍の国だ……アメリカのミズーリにペリーの旗が積んであったエピソードは何だか必死すぎて歴史の懐の差を伺わせられた。






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最終更新日  2007年08月03日 12時17分57秒
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