1993年にヘクトから発売された、イーハトーヴォ物語を購入しました。
宮沢賢治の失われた7つの手帳を求め、広大な地域を旅して歩く、
そんなスーパーファミコン用のRPGゲームです。
いや~、このソフト、個人的にパッケージから何まで色々と懐かしいです
当時は結構希少なゲームでして、初見は確か大迫近辺の国道沿いにある
産地直送のお店だったと思います。
(野菜やブドウと一緒に、何故か1本だげゲームソフトを売っていた)
多分、オーナーが宮沢賢治のファンで、初めから売るつもりなど無かったのでしょう。
何年も定価で、レジ横の商品ケースの中に置いてありました。
その後通販で、シンメイ堂というショップさんから箱付なのに(相場より)安く購入、
喜んでいたら直後に被災!
アマゾンでコレを眺めていたら無性に悔しくなり、今回買い戻した次第であります。
内容は往年のドラゴンクエスト風、でも奥様ご安心を…
このゲームの主人公は争いを好みませんし、実は一切戦いません
それどころか、RPGなのに敵やモンスターなど一切出てきませんし
ビキニアーマーな人も、何処を探しても見当たりません
何故って、このゲームのマップは岩手県がベースになっているかです
だってほら、説明書にもそう書いてありますし
だいたい岩手に王直属護衛軍とか、ビキニアーマーな人が居たらおかしいでしょ?
多分そんな理由です
それと、実は今まで勘違いしてましたが
グスコーブドリの伝記って人間(ヒューマン)のお話だったのですね
実は映画版しか観た事が無いので、青い猫の話だと思っていました
では、電源を入れてみます。
ほほう…岩手県民のバイブル、六三四の剣でも読まれていた「春と修羅」ですね
こだわりを感じます
SFCニンテンドウパワーの「はじまりの森」もしくは64版「どうぶつの森」っぽいオープニング
そしてトンネルを抜けると
そこは綺麗な山でした
説明書(経典)によると、宮沢賢治直筆の水彩画「日輪と山」だそうです
おお~壮大なタイトル、少しグッと来ました
前ユーザーの記録ですね
でも、いきなり最終章に行くような、野暮な事はいたしません
ちなみにオープニングで走っていた銀河鉄道は、最終章に出てくるそうです
始まりましたよ
ここで、いきなり無計画なローンを組ませるタヌキが出てきたら、完璧にあのゲームですね
あのゲームで言う「しずえさん」的なキャラですかね?
しかし、何度話しかけても受付で「ニャー」としか言ってくれません
何の説明も無しに、いきなり謎が謎を呼び過ぎ!
と、こんな感じですが、これ以上は画像を貼れないので、今日の所はここでお終い。
今まで、いかに雰囲気だけで「イーハトーヴォ」を知った気になっていたかを
思い知らされるソフトです。
それにスーファミのコレクターも増えていますので、箱、教典(説明書)付きは今後
更なる値上がりが予想されます。
少しでも興味の出た岩手在住の方は今すぐチェック。
ぼやぼやしていると極上品は皆、他県のコレクターに買われてしまいますよ。