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星野スミレさんのお買い物
星野スミレの日記 [全172件]
ほんの数週間前まで、全然知らないオケでした。 たまたまTVをつけたらやっていた、2/20(金)の、NHK芸術劇場。 ちょうど「ダフニスとクロエ」が終わったところでした。 画面には、えらく若い青少年ばかり。未成年の子も混じってる?? 「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」。 ああユースオケか。それにしても人数多いなあ。 舞台が端の方まで満員状態。管なんか全部倍管。 次の曲はチャイコフスキーの5番。 南米のオケでロシアっすかwww 好きな曲だし、一応聴いとくか ……という姿勢で聴き始めたんです。 あっという間に引き込まれました。 なんなんだ、この演奏! こんなチャイ5、聴いたことない! 気がついたら感動で涙が。 NHKでクラシック聴いて泣くとかどんだけ(笑) 皆が笑顔で演奏しているんです。 指揮者も、演奏者も。 演奏することを心から楽しんでいるように。 「銀のロマンティック…わはは」(川原泉)の、最後の大会のシーンを思い出しました。 (文庫「甲子園の空に笑え!」に併録されています) 彼らは、ベネズエラの国策である音楽教育プログラム「エル・システマ」で教育を受けた人たちです。 貧困層の子供に楽器を貸与し、音楽教育を施すことで、犯罪や暴力や絶望から彼らを救うための組織。 だから、元強盗とか、元ヤクの売人とか、親が殺人犯とかっていうハードな経歴のメンバーもいます。 「僕に楽器を貸したらそのまま持ち逃げされても不思議じゃないのに、信用してくれたのが嬉しかった」とインタビューで語っていた子もいました。 詳細は本で読んでください。ものすごく革命的な、素晴らしいシステムです。 エル・システマ 最初は2歳から、合唱。 それからリコーダー。 (このリコーダー等の楽器を集めてベネズエラに贈っている団体、日本にあるようです) そして、オケ。 小さい頃からこんなに集団での演奏の訓練を受けていれば そりゃアンサンブルがあれだけ凄くなるんでしょう。 最初に楽器を与え、使い方からキッチリ教えて ちょっと指が廻るようになったらすぐオケに投入。 あとは廻りの子たちと教えあいながら切磋琢磨して成長していくんだそうです。 各地方に「核」と呼ばれるオケがあって その最上部に位置するのが、このSBYOV。 そういえば、これって、草サッカーチームから、連綿とJ1へ繋がっていく、サッカーと同じ組織体系。 やっぱサッカーの本場の南米だから? 創立者のアブレウ博士がインタビューに答えて 「日本の音楽の育成システムに学ぶところがある」と話していたのは、才能教育のこと? 愛に生きる(スズキ・メソードの創立者、鈴木慎一氏の著書) その時の放送、アンコールだけですが動画がありました。ご覧ください。(Youtube) 指揮者のドゥダメルは、アルゲリッチに 「日本人は、クラシック演奏会では座って拍手するものだから」 決して不評の意味ではないからガッカリしないでね、って前もって説明されてたそうです。 それなのにこの歓声。スタンディングオベーション。 日本のクラシックのコンサートで、この盛り上がり様はありえません。 外国のはもっとすごいですよ。(Youtube) ロックコンサートかよ!ってくらい盛り上がってます。 ああ!生で聴きたかった!!!もうすっごく痛恨! ドゥダメル&SBYOVで、今買えるCD&DVDは、これで全部だと思います。 もっと他にもあったら教えてください。 ショスタコーヴィッチのCDを出してくれないかなあ。 《送料無料》マーラー 交響曲第5番(CD) 《送料無料》ベートーヴェン 交響曲 第5番《運命》、第7番 【送料無料選択可!】チャイコフスキー 交響曲第5番 《送料無料》フィエスタ! 【送料無料選択可!】教皇ベネディクト16世バースデイ・コンサート / グスターボ・ドゥダメル(指揮)/シュトゥットガルト放送交響楽団/ヒラリー・ハーン(Vn) プロミス・オブ・ミュージック/グスターボ・ドゥダメル[DVD]
何かにハマるとしばらく追いかける性格のわたくし。 今度は「K-20 怪人二十面相・伝」を観てきました。 ええ、もちろん金城武を堪能しに。 「レッドクリフ」で金城孔明に惚れちゃってね~。 K-20 怪人二十面相・伝 オリジナル・サウンドトラック 怪人二十面相・伝 怪人二十面相・伝(part 2) ストーリーとかセリフとか演出とか、文句を言いたいところは多々ありますし (たとえば冒頭の「第二次世界大戦は回避されました」に始まって 鹿賀丈史を起用しといてその扱いは!とか、格差社会のテーマの回収がそれか!とか 絵を見てうっすら微笑んでた小林くんのあの行動は意味あんのか?とか 書き出せばキリがないくらい、いろいろ) あんな映画やこんな映画にあからさまに でも、よく頑張ってる作品だとは思いました。 町並み(門司港レトロを使っているのかな)もいい感じ、CGも自然ですごい迫力。 お金はちゃんとかかってるみたい。 邦画は「せめてハリウッドの1割でも予算があれば……」と思うような残念な作品が多いから、ここは評価できると思います。 しかし! 小林少年の女装シーンがないじゃん! 少年探偵シリーズといえば、小林少年の女装は欠かせないでしょ。 それはもう「水戸黄門」の由美かおる入浴シーンのごとく(笑)。 今回の小林くんは正統派美少年だったので、密かに楽しみにして待ってたのに……。 性格的にも、なんか純粋まっすぐ君で面白くない頭の悪そうな坊やになっちゃってて、この点は激しくガックリ。 でも今回のターゲットは金城武ですから。 もうめいっぱい堪能してきました。金城武を。 アクションシーンもかっこよかったです。 ああいう、屋根などの高いところを飛び回るのは「パルクール」と言うパフォーマンスだそうです。 今回の撮影でも、パルクールの達人を使ったそうですよ。(アクション吹き替えの人?) パルクールってこんなヤツ。(Youtube) ただ、いつものことですが、金城武の日本語はのっぺりしてて……うーん。 あっ、そうだ!日本語も吹き替えにしたらいいんじゃないかな?(爆) 松たか子のコメディエンヌ振りはいい感じ。 「オケピ!」で松たか子を起用した三谷幸喜は、見る目があったんですね~。 メカニック担当の國村隼も素敵でした。「パコと魔法の絵本」といい、彼は何でもできるなあ。 今回の収穫は、仲村トオルの演技。 明智探偵(実は遠藤平吉が化けてるという設定)が話すシーンで 仲村トオルがうまーーーーい!! 仲村トオルに見えない! コレ、中の人、絶対金城武が入ってるって! 仲村トオルの演技に定評があることは聞いてはいましたが、これほどとは。 それとも、金城武ってそんなに真似やすいの? 仲村トオルといえば、最近は、子供に買ってやった「メイシー」のナレーションくらいでしか印象がないんですが なんていうか、見直しました(笑)。 ああ、それにしても、金城武、素敵過ぎる……。 金城武主演!未来からきた少女と、絶望しか知らない男がコンビを組んで、地球の危機と対峙するというSFアクション大作!【邦画特別セール】■Returner リターナー■ Sweet Rain 死神の精度 スタンダード・エディション / 金城武 金城武/天使の涙 デジタル・リマスター版 【DVD】恋する惑星 デジタル・リマスター版/金城武
遅ればせながら「レッドクリフ」を観てきました。 いやー 壮大だった! なんで日本公開時の映画タイトルを「赤壁」にしないのか、とかいう話があるようですが あれは単に 「邦画とかアジア映画じゃなくて、ハリウッド超大作っぽく宣伝したらヒットするんじゃないの?」 っていう意図でそうしてるような気がします。 観るとわかります。そんなところを目指してる雰囲気。 まさに「超大作」! 「歴史的に云々」「三国志の筋として云々」という文句はさておき、豪華でスケールのでっかいエンターティメントとして堪能したもん勝ちな映画です。 三国志というと、私が最初に読んだのは横山光輝のコミックスでした。 横山光輝「三国志」大百科 なので脳内初期キャラ設定はコレで。 それから吉川英治。 (なんてことだ!楽天ブックスで売ってないじゃないか!ダメじゃん!!) 日本人の「三国志」のイメージって、ほぼこの2作でできあがってる感じ。 つまり、主人公は劉備・関羽・張飛の3人組で、「桃園の誓い」から「死せる孔明、生ける仲達を走らす」までの物語。 NHKの人形劇「三国志」(これも好きだった!)も、そういう話でした。 [[[ ポイント10倍★1/26(AM9:59)まで ]]]DVD/NHK人形劇 三国志 Aセット DVD5枚組(1~5巻・全20話) この映画の主人公は、周瑜と孔明。 そう この孔明が、ワタシ的この作品最大の収穫です。 金城武 as 諸葛亮孔明。 孔明ひとり白い衣を着ているので、目立ちます。(まあ、主人公なので) 金城武はスラッと背が高いので、立ち姿が涼やか。 周瑜に「季節じゃないのに、どうして扇子をいつも持っているのか」と聞かれ 「常に冷静を保っていられるように」と答えた孔明。 「イ尓不像是個不冷静的人」(君が冷静を失うような人だとは思えない) と周瑜に言われて ちょっと片眉を上げ、目を伏せてわずかに微笑む表情がもう…… かっ かっっっこいいーーーーーーーーーーーっ! 「新選組!」の山南スマイルにも匹敵する殺傷力です。 金城武は俳優として微妙だとか思ってて、たいへん申し訳ありませんでした。 ホントにイイです、金城の孔明。スマートで理知的で、冷静で。 羽の扇を弄ぶ様子も、衣を翻す立居振舞も、素敵過ぎる……。 キャラ萌えってこういうのを言うんでしょうか。 もうすっかり孔明のトリコです。 孔明を堪能したいがためにDVD買いたい……。 私の脳は暗黒面に堕ちちゃったのかもしれない(笑)。 それにひきかえ周瑜は、うーん。イメージと違うー。 「美周郎」じゃないんか? ああ、いやもちろんトニー・レオンがイケメンじゃないというワケでは全然ないのですが……。 なんていいうかもっと美形の……もちろんトニー・レオンも充分かっこいいですけど…… 何墓穴掘ってんだ私(笑)。 まあ、金城孔明が優男なので、周瑜があんな感じで、ペアとしてバランスがとれてる、ということなのかなぁ。 他のキャラもとてもいいです。 劉備は、なんていうか「町工場のおっちゃん」的な(笑)。 でもそこが皆に親しまれ、慕われる所以なんだろうな、と思わせて、いい感じ。 関羽・張飛は、もう物語の世界からそのまま飛び出してきたような、そのまんま。すげー! 戦闘シーンで、武器を構えてスラリと立つ関羽は、まさに掛軸の絵みたいに、関羽そのもの。 張飛は、「がおーー」って素手で兵士をバシバシ薙ぎ倒してたし(笑)。 私のお気に入りキャラの趙雲は、柴犬っぽい忠義な風貌がとてもグー。 長坂坡の戦いで、阿斗を抱いて敵陣の真っ只中を突っ切る、あの有名なシーンがすっごく良い感じで満足。 孫権は、目つきが鋭くて、キリッとして、若い織田信長って感じ。 この役は、当初、渡辺謙で検討されてたと聞きました。なるほどねー。 中村師童は架空キャラっぽい(甘寧がベース?)。スパルタの将兵みたいなイメージで、戦闘力が高くて、すごい存在感です。あの殺気立った攻撃的な目! 合戦シーンなんて、もう何だこりゃっていうくらいアクロバティックでかっこいい。 たぶん2のクライマックスでカッコ良く死にそうな予感。 惜しむらくは黄蓋(「苦肉の策」の人)。あんまり爺さん顔じゃない……。 横山三国志だと、かなりな爺さんに描いてあるので、私の脳内イメージはもっと爺さんなんです。 パート2で沢山出番がある予定のキャラ。 林志玲の小喬は、すっごく美人でエロくていいんだけど、あのラブシーンは不要かな。 観客サービス?スポンサーの意向? 戦闘シーンもすごく良かったです。 八卦の陣の実写版なんて初めて観ました。大迫力です。 この調子でいくと「パート2」の連環の計シーンがどれだけスゴくなるか、超楽しみ。 あっ!そうそう、ジョン・ウーと言えばスローモーションと鳩と二丁拳銃なのですが 白鳩は、しっかり出てました。孔明の伝書鳩。ラストで飛びます。 ラストの大迫力の俯瞰は、その鳩の目線イメージです。 今回はさすがに拳銃は時代的に無理でしょう、と思っていたら 代わりに、二刀流の戦闘シーン(By趙雲)がちゃんとありました。こだわるなあ。 お話が盛り上がって、さあいよいよ!っていう、すっごくいいところで「ここで時間となりました、この続きはまた次回!」と講談のごとく(笑)終わられてしまったので、ものすごい欲求不満状態です。 早くパート2、観たい! っていうか、パート1も尺の関係で泣く泣くカットしたシーンがすごく多そうです。 DVDは、何枚組になってもいいので、是非ディレクターズカット版を出してください。マジお願いします。 レッドクリフ Part1 Collectors Edition(初回生産限定) レッドクリフ公式ビジュアルBOOK レッドクリフ Part1 オリジナル・サウンドトラック
![]() なので、正月からケーキを焼きました。 夫が今年何歳になったかは ケーキを見ていただければすぐにわかるでしょう(笑)。 名前部分は、プライバシー保護のため 某電気ネズミさんにカモフラージュしていただきました。 チョコペンでここまで描けた私、えらい! ナッペは苦手だけど、チョコペンはあんまり苦手じゃないです。 しっかり溶かしておいて、気合で一気に描くのがコツ。 天才バカボンthe best 講談社版 天才バカボンthe best 小学館版
12月ですよ。 街はすっかりクリスマスです。 というわけで(笑)私もクリスマスのコンピレーションアルバムを買いました。 【送料無料選択可!】へヴィ・メタル・クリスマス~鋼鉄の聖餐 [初回限定生産盤] [SHM-CD] / オムニバス 輸入版は10月くらいに買えたんですが、あえて日本版の発売を待ってました。 日本版って、限定のボートラがあったり、最近はSHM-CDとかって音が良くなったりしてるから。 このCDも、期待に違わずSHM-CDでボートラ2曲付です。 「サンタが街にやってくる」が特にお気に入りです。もうサイコー! アリス・クーパー素敵過ぎる! ちょっとまあ聴いてみてください。 Alice Cooper - Santa Claus is coming to town(Youtube) 「気をつけろ……ヤツがやってくる!ヤツはお前の家を知っている」 って、どんなホラーですか(笑)
映画を2本、観てきました。 2本とも、年寄りばっかり出てくる映画です(笑)。 私は年寄り映画が大好き。 年寄り映画ってハズレがない。 コクーン ドライビング・ミス・デイジー ストレイト・ストーリー スペース・カウボーイ 他にもいろいろ。 もちろん、今日観た2本も、素晴らしい作品です。 1本目に観たのが、「マルタのやさしい刺繍」。 【登場人物】 マルタ:主人公。息子は町の牧師。つまり名士。 ハンニ:友達。息子は地域民主党のリーダー。つまり名士。夫が車椅子で要介護。 フリーダ:友達。老人ホームに住んでる。元・社長夫人。 リージ:他の3人よりけっこう若い。シングルマザーでアメリカンテイストでカッ飛んでるので、村で浮いてる感じ。娘が美容師。 夫に先立たれ、早く死にたいなんて欝になってたマルタ。 「Hans」と名前が書かれたナプキンリングをじっと見つめて悲しみに沈んでいます。 近所に住んでるリージが、そんなマルタを元気づけようと、遺品の整理に押しかけたときに見つけた綺麗な箱。 箱の中には、とっても豪華な刺繍のランジェリー一式。 「これは自分が現役時代に作ったもの」 「ランジェリーショップをパリで開くのが夢だった」 と語るマルタの背中をリージが押します。 「じゃあ開きましょうよ、ランジェリーショップ!」 そんなの無理じゃん……と尻込みしていたマルタですが、リージに連れられて入ったランジェリーショップで、商品を眺めているうちに、目の色が変わってきます。 「これは縫製が甘い」 「これは模様が生かせてない」 マルタがみるみるプロの顔に戻っていく、このシーン大好きです。 でも田舎ですから、そういう新しいことは迫害されるわけですよ。 「下着なんていやらしい」 「共同体の和を乱す行為だ」 「いい歳して恥を知れ」 むしろ、そういう下劣なことしか考えられないオマエの無知による偏見を恥じろと。 中島みゆきの「ファイト!」にもそういう人、出てきますよね。 薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ 出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ 要するに、共同体から頭ひとつ抜け出ようとする人への嫉妬ですよ。 いわゆるしがらみ。「イナカのイヤなところ」。 ああやだやだ。これだからイナカはキライ! それでもマルタの心は折れない。 マルタの友達も折れない。 村で売れなきゃ「インターネットで売ればいいのよ!」 フリーダは、老人ホームのパソコン教室で勉強して、ECサイトを立ち上げます。 ハンニは自立のために自動車学校に行って免許を取ってきます。 「ランジェリーに民族衣装の模様を刺繍したら独自性が出て売れる」とアイデアを出すリージ。 でも複雑だし、難しいかな……?と話す他メンバーに 「できるわよ」 とあっさりきっぱり言ってのけるマルタ、かっこいい!さすがプロ!憧れる! フリーダが立ち上げたサイトから、どんどん問い合わせや注文が来るようになって 「老女実業家大成功!」みたいな新聞記事にもなるくらいの成功を収めます。 それを見たハンニ息子(民主党リーダー)が怒ります。 ほらやっぱり嫉妬なんじゃん。これだからお山の大将は。 ラストは胸のすくようなハッピーエンド。 いままでの鬱屈が一気にスカッとします。いいぞやっちまえ!って感じ(笑) 都内はシネスイッチ銀座1館のみの上映ですが、これは是非観てください。 手芸映画じゃなく、マルタと仲間が社会と闘う、ロックな映画です。 2本目に観たのが「ヤング@ハート」。 「マルタのやさしい刺繍」のリージが憧れたアメリカの、ロックな爺さん婆さんたちのお話。 平均年齢80歳。 日本の老人ホームなら演歌とか童謡とか歌わされてる年齢。 ところが、このひとたちが歌うのは Coldplay「Fix You」 Jimi Hendrix「Purple Haze」 SONICYOUTH「Schizophrenia」 Talking Heads「Road to Nowhere」 David Bowie「Golden Years」 などなど。 しかもえらくかっこよく作りこまれたPVが3曲くらいあります。 バリバリです。 The Clash「Should I Stay Or Should I Go」を92歳のアイリーンが歌うわけです。 歌詞の意味が変わってきます(笑)。 「アタシは、生きる?それとも逝く?」 92歳ですがシャウトもします。この曲、アタマからいきなりシャウトですから。 彼女は、インタビュー中、スタッフに「寝室に行ってもいい?」と冗談を言われて 「いいわよ、遠慮しないで!3人、4人?カモンボーイズ!」 と何のためらいもなく返します。 何度も言いますが92歳です。 練習前に、監督からお知らせがあります。 「週末、○○さんが入院しました。一時はヤバかったそうで、枕元に神父が呼ばれたそうですよ。……この中で神父を呼ばれた事のある人いる?」 アメリカ人のジョーク、ハンパないな。 スタンは、タングルウッド音楽祭のシャツを着てて、TVの上にメトロポリタン・オペラの番組表を貼ってるくらいのクラシックファン。 シェイクスピアの詩について語る知的でインテリな爺さん。 それが、コーラスではパンクロックでシャウトしています。 なんでパンクロック?ってインタビュアーに質問されたら 「それは、つまり、自分の可能性を広げたいから」 平均年齢80歳のジジババですよ。スタンだって76歳です。 みんなトシだから、日々仲間が入院したり死んだりしていきます。 (実際、この映画の中の6週間で2人亡くなったし、エンドクレジットでも訃報が) もちろん自分だっていつお迎えが来るかわかんない。 それでこのセリフ。 シビれます。 「ロックとは何か」という文が、プログラムに載っていました。 ロックとは「Stick it to the man」だと書いてありました。 stickとは反抗すること。突っ張ること。 manは、そのときによって、体制であったり権力であったりするでしょう。 X JAPANのYOSHIKIが奉祝曲を演奏したとき、東大の偉い教授が言ってたそうです。 「ロックとは『反体制』『反権力』であるから、ロッカーが天皇に曲を捧げるのは間違ってる」 反体制がロックなんじゃない。そんな解釈は浅いし間違ってる。 ロックが闘う相手は「自分が自分らしくあるために、それを妨げるもの」。 「ヤング@ハート」のメンバーは、自分らしく生きるための武器として、ロックを歌います。 年齢とか、病気とか。自由にならない体。遠からず必ず訪れる死。 死を迎えるそのときまで、ロックを歌っていよう。 「マルタのやさしい刺繍」のマルタたちは、自分らしく生きるための武器として、美しいランジェリーを作ります。 そして、それを妨げて枠に押し込めようとする社会と戦い、打ち倒します。 彼らの生き方こそロックです。 私もかくありたい。 ラストの、フレッドが歌う「Fix You」。涙がこぼれるほど感動的です。 ヤング@ハート-オリジナル・サウンドトラック ============================== 2009/1/24追記: 上の動画で「Fix You」を歌ったフレッド・ニトル氏が、1月1日に癌のために亡くなったそうです。 'Young@Heart' singer dies at age 83(USA TODAY) Just three weeks ago, after getting word that his cancer was inoperable, Knittle faced his fate with the resolve and humor of a life well lived: "Although I wish there was more pleasant news about my condition … Oh well, I don't expect to get out of this world alive." ご冥福をお祈りします。
ファンタジーの映画を2本、観てきました。 楽しいやつと、とんでもなくダークなやつと。 まず、「パコと魔法の絵本」。 パコと魔法の絵本 オリジナルサウンドトラック パコと魔法の絵本 MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人 パコが朝、目覚めます。 今日は7歳のおたんじょうび。 枕元には、ママが置いてくれた、バースデープレゼントの絵本。 嬉しいな!今日、わたしのお誕生日なんだよ! 記憶が1日しかもたないパコは、「おたんじょうび」の日をずっと繰り返しています。 それは、ハードな運命を背負ってしまったパコへの、神様からのせめてもの贈り物かも。 そして、会社と従業員を背負って強く強くあらねばならず、そうあるための鎧として「悪キャラ」を纏わざるを得なかった大貫への、神様からの贈り物が、パコちゃんなのかも。 人間っていいな!と思える作品です。 パコのありえないくらいの可愛さ(こんな可愛い子が人間で存在するのが不思議なくらい!)が、この「おとぎばなし」に説得力を与えています。 役者がみんな巧者揃い。 それであの衣装にメイクだから、誰かわかんない(笑)。 シンデレラのドレスを着ていても知的で冷静な先生に見える上川隆也。 元天才子役、妻夫木聡の「別の意味で恐い」新境地開眼シーン。 「男はコーヒー、女はミルク」の國村隼。 最恐看護婦、土屋アンナは「ぶっ殺すぞテメー!」と遁走するツンデレシーンも、純愛告白シーンも、「はらわた、えぐり、鍋で煮込む♪」……最高シーンがありすぎで困ります。 いやいや楽しかった! 観るとこの世が好きになれる一本です。 NHK教育のお芝居を観た人は「違う!」って言う人もいるようですが、これは「映画として」とっても良く出来ていると思いますよ。 デートにもいいかもね。 ==================================== そして、もう一本は、リバイバル上映でかかっていた「パンズ・ラビリンス」。 パンズ・ラビリンス パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラック パンズ・ラビリンス DVD-BOX(5000個限定生産)(DVD) ◆20%OFF! これはたしか、去年の作品。すごく評判よかったですよね。賞獲りまくりで。 だけど、ものすごく重い作品です。 舞台はフランコ軍事政権時代のスペイン。 スペインっていったらスペイン異端審問とか、インカを滅ぼしたときのとか、いろいろと残忍なイメージ。 だからか、この作品も、スクリーンを直視できないくらいのダイレクトな残虐シーンが山盛り。(PG-12です) リアル世界は残虐で、魔法世界はものすごくグロ。 「ファンタジー」のジャンルだけで判断して子供に観せたりすると、後がたいへんなことになります(笑)。 主人公は、12歳の少女オフェリア。 母の再婚相手が、あまりの残忍さにひいてしまうくらいの残酷男、ビダル大尉。 いったいなんでこんなコワい人と結婚する気になったのよ、ママ? オフェリアも、会うなり左手で握手とか(←超失礼)大尉の神経逆撫でするような態度に出なくてもいいのに。まあ、潔癖な中二病世代だからなあ。 ビダル大尉も、生き残るために強くあらねばならず、自分を守るために、あんなに残酷にならざるをえなかったのかもしれません。 他人は全員信じられない、敵。たぶん自分自身も信じてない。 本当はそんな無間地獄から救われたかったのかもしれないと、喉元を剃刀で掻き切るシーンとか、最期のセリフとかで思いました。 最後のシーンはいろいろ解釈がわかれるんでしょう。 「全部、ハードすぎる現実から逃避するための妄想だった」というミもフタもない解釈もありますが 私は、「星の王子さま」のように あちらの世界には、この体は持って行けない ということだと思いたいです。 モアナ王女は、重すぎる人間の体を置いて、魔法の王国に帰ったのだと。 もしかしたら、この世が「迷宮」で、現実が「あちら」へいくための「試練」だったのかも。 (そうだとしたら、とってもカトリック的な世界観のようにも思えます) オフェリアの世話係だったメルセデスの子守唄のメロディが哀しくて、印象的でした。 公式サイトでサントラ聴けます。1番目のトラックが子守唄です。 |一覧| |
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