消防犬スパーキー
こてつをキンダーに迎えにいった帰り道。「今日ねぇ、学校に消防車が来たんだよ!」と、こてつが興奮気味に話してくれた。どうやら只今「防災週間」で、子供の防災意識も高めるためにと、消防隊員が地元の学校を訪ねているらしい。「校庭でね、消防車がしゅーっと水を撒いたんだ!」子供ってどうしてあんなに消防車や消防士さんが好きなんだろう。「それからね、犬も来たんだよ!」消防署…犬…とくれば、アメリカではダルメシアンだと聞いたことがある。マスコット的な存在だとか。「どんな犬だった?」と聞いてみると、「白くて、黒いブチの犬!」ほーら、やっぱりダルメシアンだ!ダルメシアンも飼ってるのか~。子供に見せに来るなんて粋じゃないの。「スパーキーって名前の利口な犬でね~、ボクと握手したよ。」ほほー、ちゃんと訓練もしてるのか。「それにね、ボクを抱っこしてくれたし!」犬が抱っこしてくれた…?「スパーキーは大きいから子供を抱っこできるんだ。」あ…、もしや。「ねえ、それは本当の犬だったの? それともお兄さんが入ってるやつ?」「本当の犬だけど、立てる犬なんだ。ヘルメットもかぶってるの。」それはもしかして、着ぐるみの犬?こてつは「本当の犬だ」と言い張ってゆずらないけど、どうやらこのスパーキー、着ぐるみマスコットらしい。なんだ…。本当のダルメシアンが来たのかと思ったのに。アメリカで子供時代を過ごさなかった私は、こういうこと知らないのよ。こてつは消防士さんが教えてくれたという、「STOP, DROP, ROLL」(「立ち止まる。横たわる。転がる。」体に火がついた時にはこうしろと教えられる。)を、リビングルームで実践してくれた。いろいろ教えてくれていいなぁ、学校は…と、ちょっと感心したりするのだった。この間は地震訓練もあったんだって。さすがカリフォルニアだな。クリックをありがとうございます。