カテゴリ:マナー・ルール関連
はい、すみません。
先に謝っておきますね。 ルールを知らないメンバーさんが一生けんめいそれっぽい処置をしてるのを見ながら、 うんざりしているわたくし、キャディのさら@でございます。 ゴルフをする人のことをゴルファーといいますが、ゴルファーだからみんながみんなゴルフのルールを知っているわけではありません。 ゴルフ場の会員権を買って、メンバーになり、倶楽部の競技に参加するようになると、ルールを知らないでは済まされません。 わたしたちキャディは、こういうメンバーを日頃相手にして、一緒に倶楽部の競技にも参加してるわけですが、実は、ゴルフ場側は競技会のときにキャディさんたちにあるお願いをします。それは… プレーヤーの皆さんに、「口出ししないこと!」です。 競技のときは、だいたいマーカー制です。 マーカーとは、審判のいないゴルフにおいて、ルール上の問題が生じたとき、プレーヤーは自分のマーカーにその処置について聞いたり、見てもらったりしてプレーの進行をつつがなく行うためにいる人のことをいいます。 例えばボールが修理地にありました。プレーヤーは、無罰で(修理地の外に球を)ドロップすることができます。ドロップをするには、ニアレストポイントを決めなければなりませんが、そのニアレストポイントの場所が正しいか、間違っているか、プレーヤーは自分のマーカーに確認してもらわなければなりません。 マーカーが、「そのニアレストポイントは違う」といえば、正しいニアレストポイントを取り直さなければなりません。また、ニアレストポイントから1クラブ以内がドロップエリアになりますが、マーカーは、ちゃんとドロップエリアに球がドロップされているのかの確認もしてあげなくてはなりません。 またまた、ドロップエリアに落ちた球がドロップエリアから転がってしまうときは、その球が2クラブレングス以内に止まらなければドロップのやり直しをしなければなりません。ドロップは2回まですることが出来て、2回目の球が2クラブレングス以上転がってしまった場合は、球が落ちたところにボールを置くことができます。 その場合も、プレーヤーはマーカーに「ここでいいですね?」と球を置く位置を見てもらいます。 ゴルフ競技は、そうやって、4人のプレーヤーが互いのマーカーとなり、 A、B、C、D、の4人のプレーヤーがいたら、AさんのマーカーをBさん。BさんのマーカーをCさん。CさんのマーカーをDさん。DさんのマーカーはAさん。という具合に、互いのプレーに問題がないか、またはルール上の処置をする際に間違ったことをしていないか、まるで監視されているような気分にもなりがちですが、あくまでもフェアなゴルフをする為に、マーカーがいるのです。 キャディさんはいつも通り仕事をします。ですが、競技中は「口出し」はしません。プレーヤーの皆さんは、互いのルール上の問題はマーカーに確認しながら解決して行かなくてはなりません。キャディが口出しして、あとから「キャディさんに言われたからやった」ということがないように…つまり、キャディが言うことが必ずしも正しいわけではないので、もしも間違ったことを言ってしまった場合に、ルール上、プレーヤーにペナルティが付いたり、最悪「失格」になることを避けるために、ゴルフ場側はキャディの介入を避けるのです。 というわけで、 お客さん同士が互いにルール上の処置をやっているのを、だまーって見ているのがキャディさんです。 で、だまーって見ながら「あーあ」「また違うことをやっているね」と、その間違った処置を見て見ぬ振りをするのもキャディさんです。 プレーヤーもマーカーも正しい処置を知らないのだから、一生間違った処置を続けるんだろうなこの人たちは、と思いながら…頼むからニアレストポイントの取り方くらい、ドロップエリアくらい、 ルールブックを見たら書いてありますよ! 知らない人たちは、ルールブックを開いたことないんですよね。 かりにもメンバーなら、ニアレストポイントの取り方くらい、覚えましょうよ。恥ずかしくて見てられません。 最近では、スマホで見れるゴルフ規則アプリがあり、写真や映像での解説も付いているので重宝しています。ルールブックは4年に一度の改正があるので常に最新のものを持っていなければなりません。ルールアプリはその点、(多分、ヴァージョンアップしてくれるはずなので)便利です。 ルールを知っていればこそ…まるでこの前の松山くんのグリーン上でのボールの置き方を思わせる…ドロップエリアもちゃんとルールを知っていればもう少しいいライから打てるんですが、全体的に間違った処置をいかにもルール通りっぽくやっている人たちは、損しています。9割くらいの人があと1クラブから2クラブくらいのドロップエリアをわざわざ放棄してニアレストポイントを決めています。知らないから、少しでも不正がないように最小限と思われる範囲でドロップエリアを決めているようです。 ゴルファーの皆さん、ニアレストポイントの取り方はマスターしましょう。 ニアレストポイントの決め方↓参考にしてください。 http://plaza.rakuten.co.jp/sara88/diary/201401040000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ここの記載はマーカーの役割を誤認識しているようです。
同伴競技者による確認でも良いものをマーカーの役割とするのは誤りと思われます。 (November 17, 2016 02:40:15 AM) |
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