さ・る・の・あ・な・た

かなりくたびれてきたセーターをほどいています。

・・・はっきりいって、労多く実り少ない作業ですね。

・・・もちろん(笑)編み上げたときは「将来ほどいてちがうセーター編み直すかも」
てなことは考えないので、やたらに頑固に糸始末してあります(^^;)。

ここでも思うけど、ハマっている『ネックから編むセーター』なら
とじ・はぎのないぶんほどきやすく、リサイクルもしやすいかも。

「大人のセーターほどいて編みなおしたら、ちょうどこどものセーターぶん」

とききますが、的確なたとえですね(^^)。

家事も生活も現在よりずっと大変だった時代、
手間ひまかけて編んだセーターを、
着られなくなるとまた手間ひまかけてほどき、洗って
またつかえるものに編みなおした昔のお母さんたちはすごい。

『毛糸のものは編みかえていつでも新鮮な心で着る』

ことを、昭和の生んだ不世出のアーティスト・中原淳一先生もすすめておられます(^^)。

・・・寒い冬の間に着飽きてしまった厚ぼったい毛糸のセーターが、
もうこの季節では何の魅力もない。
こころよい春着に変えたら、脱ぎすてた毛糸のものは、
そのまま来年も着られるかどうかを考えて、
もう少しでも着飽きたものや、形が気に入らないものは
「まだ着られる」なんていう未練を残さないで、サッサとといて洗って、
やがて来る秋の日のために、素晴らしい形のものに編みかえる事を、
春の仕事として考えてください。
(中原淳一のひまわり工房・平凡社刊より)

まさに、手づくりのおしゃれは最高のぜいたく。

・・・といってるわりに、現実はひじょうにしょぼいです(^^;)。ホコリはたつし。

・・・コツがあるので、ほどくだけで数日はかかりそう。
さて、なににリメイクしましょうか・・・。