人生の指針

人生の指針　　　　　　2005年カトリック手帳より

自分自身を他人と比較して　あなたの価値をなくさないで
私たちはみんながちがうもので　一人ひとりが特別なのだから。

他の人が大切だと考えていることがらにまどわされて
　　　あなたの目標をたてないで。
あなただけがあなたにとって一番大切なものが何かを
　　　　知っているのだから。

　　あなたの心の一番近くにあるものも
　　　　　　ないがしろにはしないで。
　　命と同じくらい大切にして
　　それにしがみついて　はなさないで。
　なぜなら　それがなかったら　人生は無意味だから。

　過去を思ったり未来のことばかり考えて
　　　あなたの人生を無駄にしないで。
　　今日、今，この瞬間を生きることで
　あなたは人生のすべての日を生きているのだから
　　
　まだ　人に与えるものがある間は　あきらめないで
　　　　　あなたが努力をやめないかぎり
　　　　　何も完全には終わらないのだから

自分は決して完璧ではないと認めることを　恐れないで
　　　このような細かく切れやすい糸だからこそ
私達は互いに結び合うことができるのだから。

　危険な目にあうことを　こわがらないで
　　　　わたしたちは危険を冒してこそ
　強く生きる方法をまなぶのだから。

　　　見つけるのが不可能だからといって
あなたの人生から愛を取り除いてしまわないで。
愛を受けるのに最良な方法は愛を与えること。
愛を失うのに一番早い方法は　きつく締めすぎること。
愛を保つのに最良の方法は　それに翼を与えること。

　　　あなたの夢を捨てないで
夢をなくして生きることは　希望をなくして生きること。
希望をなくして生きることは目的をなくして生きること。

　　　人生を急いで走りすぎないで。
どこへ行ったか　わからなくなってしまうから。
どこへ行くのかも　わからなくなってしまうから。

　　　　　人生は競争ではなく
その道を一歩一歩味わうべき　旅なのだから。
　　　　　　　　　　（作者不詳、訳　椿歌子）