カテゴリ:氣功・ヒーリング・代替療法
毎日新聞で「科学と非科学」という連載をやっている。
今朝、取り上げていたのは、水に「ありがとう」というと水の結晶がきれいになるという江本さんの説。 記事では、これを「非科学」という形で批難し、こうしたことがあたかも科学的であるかのように広がっていくのは大問題であるという論調が展開されていた。 水の結晶については、本当にそれが科学なら(科学的と主張するなら)、江本さんは、科学という枠の中で議論して、それをきちんと証明すべきだと思う。「科学を装う」という言い方で、学習院大学の教授が批難しているけど、科学として認めさせようと思えば、科学のルールに従って立証すべきで、何らかの形ではっきりと白黒をつけた方がいいと思う。 僕は、「水からの伝言」はすばらしいメッセージだと思う。ただ、科学的かどうかとなると疑問がつくという話は、あちこちで聞いた。本当に科学的に認められるというのなら、それはすばらしいことだけど、あまり科学にこだわる必要はないような気がするね。 だって、科学がすべてではないわけだから。 科学的に説明できないことはうそだってことでもないし。 遺伝子が解読されたけど、じゃあ、それはだれが書いたのということになると、もうお手上げ。でも、だれかが(何かの力が)働かないと、遺伝子もできないし、科学では説明しきれないって、村上和雄先生も言っているし。 僕も、科学は好きだし、科学的にものごと説明できることにあこがれももっている。でも、できないことがいっぱいあることも、スピリチュアルな世界を見ているといっぱいある。 この記事の冒頭に理科教師が出てくるけど、彼の態度はいただけない(記事を読み限りだけど)。 中一の生徒が、かいわれ大根の成長が人間の言葉の影響を受けるかを調べた。二つの容器に同数の種をまき、片方には「ありがとう」、片方には「ばかやろう」と声をかけ続けて、2週間でどんな変化が出るかみるという実験をしたわけだ。 その実験に対しての先生のコメントは、 「面白い実験研究です。ただ、言葉が物体に影響を及ぼすことはありません」 だった。 ほんとですか、先生。 言葉は本当に影響を及ぼさないんですか。物体というのが何なのかはわからないけど、話の流れからすればかいわれ大根の種も対象になっているだろうから、細胞があって、いわゆる生命体と考えられているものも、物体の中に含まれると考えてもいいと思う。 人間は、耳があって言葉を聞いているから影響を受けるのですか? 犬やネコは言葉の意味がわからないから、影響を受けないのですか? 仮に、この先生の言っていることが正しいとしても、この子は、問題意識をもって実験をやったはずです。頭ごなしに、「ありえない」と否定していいのでしょうか。科学者としても教育者としても、そういう態度はよくないと思う。 それこそ、科学的に説明し、検証し、「物体は言葉の影響を受けない」ということを、きちんと伝えるのが先生の役割だと思うけど。 植物にうそ発見器をつけて反応を見たバクスターの実験では、人間が燃やしてしまおうと考えたとたんに、植物が異常な反応を見せた(うそ発見器に反応が現れた)。これも、賛否両論だと思うけど、そんなことありえないということではなく、そういうこともありうるという前提で研究が進んでいくと面白いけどね。 科学というのは、ある現象に対して、「ありえない」ということで議論が起こり(科学側の批難)、それでもありえないことを証明しようという勢力が現われ、そこでさらなる議論が起こって、やがては、真偽が科学的に明らかにされるということで発展してきた。地動説なんていうのもまさにそんな流れで、今は当たり前になっている(本当は地も天も動いているんだろうけど)。 だから、水の結晶も、こういう議論が起こっていることは吉と見なければいけない。真剣な議論がここで起これば、江本さんの理論は、もっと市民権が得られるはず。 今度、安保先生を川越に迎えるけど、安保先生も、新しいことを言い出すと最初は異端として批難されるんだと、自らの体験をもとに語っている。 でも、異端がないと、世の中は進化していかないのだ。 江本さんには、がんばってもらいたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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