テーマ:暮らしを楽しむ(382691)
カテゴリ:誘水日記
明治44年生まれ。
今年の2月に103歳になった。 安藤久蔵さん。 13人兄弟の末っ子で、 両親は江戸時代の生まれだそうだ。 85歳のときにコーヒー豆の卸の店を立ち上げ、 それから18年、 まだまだ現役でがんばっておられる。 日水金と、週に3日間の営業。 配達もしていて、 それも、自転車で運ぶと言う。 遠くだと、西荻窪の店から三軒茶屋のお得意さんまで、 片道1時間半、自転車をこいでいくのだそうだ。 いやいや、 とても103歳の行動とは思えない。 毎朝3時間の散歩。 月に何度かは、山登り。 ハイキングレベルではなく、 本格的な登山もすると言うから驚く。 それに、 長生きをしていだけではない。 彼の生き様が、またまたすごくて魅力いっぱい。 捕鯨船に乗って世界を回ったり、 戦争にも行ったし、 世界中の山を登っている。 そして、 搾取されるコーヒー園の人たちを見かねて、 85歳で起業するわけだ。 また、 経営センスも抜群。 彼が指導したカフェは、どこも大賑わい。 さらにさらに、 地域おこしも、彼の得意な分野。 西荻窪も大いに盛り上げているそうだ。 彼が、これまでに出あった有名人。 小津安次郎、井伏鱒二、太宰治、吉田茂、土光敏雄・・・。 生の太宰治と付き合いがあって、 彼の下宿も行ったことあるし、 太宰の彼女にも会ったことがあると言う。 なぜ、太宰が自分を責め続け、「人間失格」という作品を書いたか、 彼は、生の太宰から感じ取っていることがある。 103歳まで元気に生きる人はいても、 こんなにたくさんのドラマをもっている人は、 そうそういないと思う。 日本近代史の生き証人だ。 その安藤さんの講演会を、 田無で行う。 7月12日(土)13時30分から。 コール田無で。 会費は3000円。 安藤さんのコーヒー豆のお土産つき。 サンドイッチでもつまみながら、 安藤さんの淹れてくれたコーヒーを味わいましょう。 彼の103年間を聞きながら、自分の人生について考えてみようじゃないか。 お申し込み・お問合せは、 info@dolphin-ht.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年05月25日 18時35分03秒
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