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神保町すずらん通りにある「書肆アクセス」が11月に閉店してしまう。 「りえちゃん」、畠中理恵子氏には中南米マガジン経由で公私ともども お世話になりっぱなしであった。何かひとつエピソードを思いだそうと しても、どれもこれもこんがらがってて全部ひっかっかってきてしまう。 それがたいそう切ないうえにもどかしい。 本日、連れ合いさまは休暇であった。 久しぶりに夜の神保町デートである(単に彼は秋葉原帰りだったりするのだが)。 シャッターを閉めるべくディスプレイのお片づけをしているりえちゃんをつかまえ、 二名で表敬訪問する。 (あれ、あたし昼間も行ったんじゃなかったっけ) ほとんどそれは、閉店準備の邪魔をしにいったようなものだったのだが、 (いつもこんな襲撃ばかりしてごめんよぉ) 本格的な閉店業務と通常営業を同時に行っている、見るからに大変そうな 状態には恐れいる。 それでいて、いつものほやーんとした店の空気はちゃんとしているのだから。 今はわたしらが何やったっておせっかいかお邪魔にしかならなそうだから、 せめて飛馬の明子姉ちゃんみたいに電柱の影から見守っておこーと思う。 りえちゃん、来年の二月あたり。 真冬に酒蔵のぞきに行こーぜ。 ぱしぱしと酵母の活動する音をききながら、炭酸っ気や酸味の強いもろみを すすったりしよう。 二日酔い上等なんだから、もう。 神保町でも、ガラス戸の向こう側が空っぽな店だの空き地が目につきはじめた。 変化につきものの副作用や消化不良に慣れちゃわなくたっていいのだ。 行きたい店はいつまでたったって行きたい店には変わりないのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 2, 2007 12:40:39 AM
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