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カテゴリ:五感覚について
私たちは五感覚(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)を通して世界を知覚します。 私もこの五感についてのブログを書くにあたり、感覚器官や脳のしくみについて色々な本を読んだりインターネットから情報を収集したりしながら、勉強しつつ書いています。 まず最初は視覚について取り上げます。視覚については大きく色と形の知覚に分けられますので、色の知覚の回と、形の知覚の回の2回に分けて書きたいと思います。 今回は、視覚1として、 色の知覚について取り上げます。以下の図を見てください。 私たちの目に光が入ると、網膜に像を結びます。目の中の網膜の中には、明るいところで働き、色に反応する錐体細胞(すいたいさいぼう)と、暗くて錐体細胞が働かない条件で、明るさのみを知覚する、桿体細胞(かんたいさいぼう)があります。 実は、人間が知覚する色は、この赤緑青の錐体細胞が、どの程度強く反応したか、の組み合わせで決定されます。よって、この3種類の細胞が、同じような反応をすれば、同じ色として知覚されることになります。 この事実は、例えば次のような興味深い現象を発生させます。
左に行くほど波長が短く、右に行くほど長くなっています。 この紫は、別の色の光を使って再現できます。赤錐体と青錐体を、上の紫と同じように反応させればいいので、青と赤の光を強さを調節してその反応を再現させることで、知覚上同じ紫を発生させることができます。 ここで注意して頂きたいのは、本来の波長の光と、別々の波長を混合して、同じ色として知覚している光とは、同じように目には見えても、実際は全く質の異なる別物であるという点です。 さて、ここで色という物の本質について考えてみましょう。色というのは果たしてどこにあるのでしょうか。 では錐体細胞に色があるのでしょうか。錐体細胞は、色の発生に密接に関わっていますが、 実は、色は脳の中で発生しています。色という観点から脳の機能をシンプルにまとめると、以下の図のようになります。目から来た電気的刺激を受け取って、それをもとに色という「感覚」を作り出すのです。
まとめ ★色・明るさは、外の世界に存在せず、脳の中で発生する感覚の一種である -- よろしければクリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/08/13 10:24:18 PM
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