■アピアリング・ケーン
アピアリングケーン
出現するステッキ。「ケーン」というのはステッキのことですね。プラスチック製で、金属製のものに比べると出現するスピードが遅いのが難点。金属製のものに比べると不慣れな人でも扱いやすいのと比較的安いのがメリットでしょう。本格的にマジックするのであれば絶対に金属性のものを手に入れたいところ。ただ、まずは扱いに慣れたい中級者以上、そして初診者にはお勧めできる商品でしょう。色は赤・黒・白から選べます。
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■バニシング・ケーン
消えるステッキ、通称「バニケン」。プラスチック製であり、金属製のものに比べると消えるスピードが遅いのが難点。中にシルクを2枚入れて、ケーンがシルクに変わる現象に使うのがお勧めです。
(注:商品の写真に「ステッキが現れました!」とあるのは間違いでしょう。あえて言うなら「このステッキが消えます!」ですね。写真の商品は見た目からしてもアピケンではなくバニケンに間違いないと思われます。)
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■ダンシングケーン
DPGダンシングケーン
ステッキが宙を踊る、というもの。ある程度の練習が必要で、始めは経験者に教えてもらって始めるといいでしょう。このステッキはジョイント式であり、持ち運びの都合も考えてあるとのこと。ディズニーランド内のマジックショップでは、ミッキーマウスがくっついた商品が売られていて、なかなかの売れ筋商品といいます。しかしミッキーマウスがついていては実演に問題がある場合もあり、DPグループのものなら見た目にもマジシャンの小道具としてのカッコイイですね。
演じ方については「
奇術入門シリーズ ステージマジック
/著:北見マキ 東京堂出版」に20ページにわたって解説が書いてあり、参考になります。
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■アストロスフィア
アストロスフィアー
銀色のボールが浮くマジック。「布と銀のボール」という点ではゾンビボールと共通したものがありますが、浮く原理は全く異なるもの。ボールを浮かすだけだったらすぐにでもできることでしょう。しかし、それを演技として見せる内容にするには手順の研究と練習が必要になります。
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■ゾンビボール
ゾンビーボール
フワフワと浮かぶボールのマジックです。上に布をかぶせて浮かすこともあります。ボールは自作する人もいますが、手品用品店で売られているものをお勧めします。その方が近くで見ても綺麗で、美しく浮かすことができます。このDPグループの商品を手にしたことはありませんが、タネ自体に差異は殆どなく、買って間違いということはないでしょう。
この商品についてひとつ難点を挙げれば、布のデザインが納得できませんね。しかし、他社の商品でも布がついてなかったり、美しいとは言い難い模様だったりする事が多いものです。どうせ高くはつきませんから、お気に入りの模様のスカーフを使ったり布を買ってきたりするといいでしょう。
→びっくり箱の記事
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■リング
チャイナリングシンフォニー
ステージでもクロースアップでも定番のマジックの一つと言えるでしょうか。つながるハズのない金属の輪がつながり、そしてはずれてしまう……そんなマジックがこれ。ここで紹介しているのはステージ用のもので直径26センチと大きいもの。この商品は6本のセット。しっとりと艶やかな演技に仕上げる人もいれば、コミカルにする人も、テクニックを盛り込んでカッコよく演じる人や、お喋りしながらの楽しい演技にする人もいて、様々な演技のしかたができます。手順を組んで、練習をする必要があります。手順はアイビデオで発売している「藤山新太郎 6 本リング(089)」が参考になるものと思われます。
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■シンブル
"thimble"。一般には裁縫で用いる「指ぬき」のこと。ひらたく言えば「指っキャップ」人差し指にはめていた一本のシンブルが消えて、現れて、また消えて、また現れて……今度は色が変わって……一本だけのハズが2つに増えて、気づけば4本、いや8本! などといった展開。
ステージで演じられることが多いものですが、元々はクロースアップで演じられたもので、クロースアップでも使えます。ステージで扱うものとしてはやや小さく遠めに見づらいのが欠点ですが、スピーディー、ダイナミックな演技や、ゆったりと艶やかな演技など幅の広いスタイルに応用でき、近い距離でも見せられるなどの長所がありあます。→びっくり箱の記事
左の商品は4色2本ずつ=8本のセット。右の商品は4色1本ずつ+白4本=8本のセット。形が微妙に違う2つですが、ほとんど同じ。どちらを買っても間違いはないでしょう。
手順については「図解 ステージマジック入門」(カズカタヤマ著/東京堂出版)に解説されていて非常に参考になります。
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■メタル・シンブル
ここに紹介したのは裁縫用のシンブルです。手品道具ではなく縫い物をする時に針を押す為のもの。しかし、金属の光沢がこれまた美しく、針をとらえる為の窪みが調度いい具合に存在感をもたらします。
上で紹介した手品用のシンブルよりも若干短く、重ねて使用するには向いていません。しかし、演技の合間で使ったり、サロン程度の距離で使うには面白いでしょう。当然のことながら裁縫用なので一本ずつの販売。1本で使うのもいいでしょうし、4本や8本そろえてみるのもいいかもしれませんね。
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■ビリヤードボール、4つ玉
MAGIC+1シカゴの四つ玉(白) MAGIC+1シカゴの四つ玉(赤)
小さなボールが消えたり、また現れたり、そして増えたり色が変わったり……そんなマジック、みなさんもテレビなどで観た事があるのではないでしょうか。指先で巧みにボールを扱う姿は見ていてほれぼれするものです。
→びっくり箱の記事
この商品は私も愛用しているものです。色は赤と白。大きさは本格的な四つ玉としての標準40mm径。ゴム製ですから、カサカサの肌の人でも滑りにくく、扱いやすいハズ。今までの木やプラスチックのボールと違い、バウンドさせることができます。弾ませれば、ボールである事が観客にも示しやすく、演技に変化をもたらすことでしょう。本格的に演技するのに十分使える内容です。
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