「爆音映画祭」~「四谷怪談 お岩の亡霊」「八つ墓村」
休日。昼、日ノ出町へ。翠葉、牛肉玉子定食。黄金町へ歩く。シネマジャック&ベティ、「爆音映画祭」。先週に続いて。3回券を買ったのであと2回、森一生監督「四谷怪談 お岩の亡霊」、野村芳太郎監督「八つ墓村」を続けて鑑賞。先週のボアダムズの映画で爆音上映を初体験して、確実に耳がおかしくなることを覚悟して観に行ったのだが、今日はそんなことにはならなかったちょっと拍子抜けした。用心してやや後方の席に座ったんだけど、そのせいでもないだろう。音楽映画と劇映画ではやっぱり違うのだろうか。低音が、ぶわわわわぁーっと響いてくる感触とか、あれなんかは爆音上映ならではの気持ち良さという気もする。それとも、むしろ、これが映画本来のかたちなのだろうか。例えば3D映画のように、作品に新しい要素をプラスするようなことではなく、作品から失われていたものを修復しているだけのようにも思える。まぁ、まったく素人の考えなのであてにはならない。爆音はともかくとして、「四谷怪談 お岩の亡霊」も「八つ墓村」も、初見だったので映画そのものの面白さはとてもあった。「四谷怪談 お岩の亡霊」は高い美意識に貫かれている映画だった。あらゆる場面が額装して飾れる。すみずみまで、クールで美しい。対照的に、「八つ墓村」は暑苦しくて汗臭かった。上映時間も長い。ただ、この映画は先にさまざまなパロディを観ているので、これがそのネタ元かと確認していく楽しみもあった。四谷怪談 お岩の亡霊 【DVD】価格:4,442円(税込、送料別)八つ墓村価格:3,591円(税込、送料別)最初の考えでは、今日は1日中、このあとの「ゼイリブ」も「カリガリ博士」も観ようと意気込んでいたのだが、2本観た時点でなんだかあんまりぴんとこないので、これだけでやめることにした。作品の選択を間違えたかもしれないが、「爆音映画祭」の醍醐味を知るのはつぎの機会ということにしよう。伊勢佐木町。なぎさ書房。あとから入ってきたひとが中原昌也に似てたんだけど、あれはそうだったのだろうか。いや、なんか髪型が違ったのであんまり確信が持てなかったのだが、「爆音映画祭」に来ていてもまったく不思議ではないし、というところで、その可能性が捨て切れない。ブックオフ。李小牧「歌舞伎町より愛をこめて」が「歌舞伎」の棚に差してあった。珍しく、100円でない本ばかり3冊買う。吉田豪、前田塁、川井拓也。サンマルクカフェ。関内から横浜へ。ジョイナス。新星堂。「東京かわら版」、購入。西口。はなまるうどん、肉汁つけ麺。帰宅。日記更新をほそぼそと。どういうわけか、からだがダルい。早めに眠る。急に寒くなったせいかもしれない。