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静岡県浜名郡新居(あらい)町は、浜松市(静岡県)と豊橋市(愛知県)のほぼ中間に位置し、浜名湖の南西岸に面している。東海道線新居町駅から北へ約1.3km、浜名湖競艇場と養鰻場が隣接する埋立地の一角に小さな記念碑が建っている。ポールの頂には、フランスの国籍標識をつけ、オレンジ色に彩られた複葉水上機が飾られている。 その碑文には、次ぎのように書かれている。 航空揺籃の地 第一次世界大戦後当大正浜は、我が国空軍育成のため航空射撃の練習場となった。大正8年(1919)フランス人ペラン中尉マルタン軍曹が教官として着任し水上飛行機による訓練が行われた。両氏は数ヶ月間当町に居住し町民と親交を結んだ。よってここにフランス国民との友好親善とわが国航空技術発祥の地を記念して之を建つ。 1977年 4月 13日 新居町ライオンズクラブ 協賛 新 居 町 浜 名 湖 競艇企業団 新居町ライオンズクラブに所属する、教恩寺の永坂明雄住職によれば、除幕式の当日には、フランス大使館から駐在武官他3名、航空自衛隊浜松北および南の両基地司令などを招き、上空にはブルーインパルスの3機がカラースモークを引いたり、浜松基地・音楽隊の演奏のもとに、当町の老人クラブの面々が、かつて小学生時代に習ったフランス国歌を歌ったりするなど、盛大に催されたという。 この地方は一年を通して、風の強いところであるため、記念碑上の模型機も時々は修理されているそうである。 現在、碑の置かれているところは、大正8年当時にはまだ埋め立てられておらず、航空射撃訓練用の水上機が盛んに離着水をくり返した湖面であり、碑の対岸がかつて大正浜と呼ばれていたところである。 湖畔に建つ近代的な記念碑 *関連写真: 2008-05-13 http://plaza.rakuten.co.jp/satsukiyamazakur/diary/200805130001 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.14 06:22:14
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