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heliotrope8543の日記

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December 19, 2006 楽天プロフィール Add to Google XML

らせん階段 お勧めの本(46751)」
[ 本 ]    

 ちょっと前に気分転換に電車の中で読んでいた本です。ゴシック小説の古典。舞台はイギリスの人里はなれたお屋敷。主人公はメイドとして働き始めた小柄なしっかりものの少女、ヘレン・ケイベル。

 ヘレンは休日に外出しましたが、帰り道はすっかり暗くなってしまいました。ヘレンが住み込みで働いているサミット邸の周囲では連続殺人事件が起きており、ヘレンの目には並木の一番端の木が動いたように映ったのでまわり道をして帰りました。

 サミット邸の住人は当主である教授、その妹ミス・ウォレン、教授の息子とその妻、教授の弟子である青年、教授の義母とその介護をしている看護婦、家政婦のミセス・オーツと夫、それにヘレンです。
教授の義母は夫を殺したと噂されており、歩けないはずなのですが、どうも実は歩けるようで、しかもピストルを隠し持っているのをヘレンは見てしまいます。看護婦は誰も長続きせず、新しい看護婦は大柄で男が変装しているのではないかとヘレンとミセス・オーツは疑います。

 その日ヘレンの前任のメイドだった少女が殺され隣の敷地で発見されました。次はヘレンが狙われるのではないか… それなのに、サミット邸の住人たちは外出したり、部屋の鍵がこわれて閉じ込められたり、睡眠薬やお酒で眠り込んだりして頼れる人がひとりずつ減ってゆきます…
ほのかなラブロマンスの芽生えがあったり、絵に描いたような1933年出版のゴシックロマンで、映画化もされているそうです。

 気散じにはぴったりだと思ったのですが、この犯人のような考えの人は今の時代に実際にいそうで、それももっと合法的で巧妙なやりかたでやっていそうな気がして、そう思うと背筋が寒くなりました。

「らせん階段」 エセル・リナ・ホワイト著 山本俊子訳 ハヤカワ・ポケットミステリー





最終更新日  December 19, 2006 12:49:23
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