テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画
今年のノーベル賞は中国の莫言
どこかで見た名前だと思ったら、映画「紅いコーリャン」の原作者 紅いコーリャンは同時代的に観た映画では物凄く印象に残っている素晴らしい作品。 映画が大好きになって、たくさん観始めた頃かそれ以前だったと思うので、映画に関する知識はまだそれほどなかったと思いますが、映像の美しさと異文化を知ることが出来るツールとしての映画の魅力を自分に教えてくれた作品 後年になって知り合った中国の方に「紅いコーリャン」の原題は?とお訊きして「紅高粱(ホーコーリャン)」だと教えて頂いたことなんかもあったなと思い出します。 強烈な印象を残す「赤」が全編に渡って効果的に使われた映像は本当に素晴らしいと感じたのを覚えています。 この映画で監督を務めた張芸謀 黄色を基調にした陳凱歌 (この二人はのちに『売れる映画』を作ってしまったのが自分としてはちょっと残念にも・・) 台湾の侯 孝賢 など、あの頃はアジア映画の隆盛期だったなと。 特集上映されていた渋谷ユーロスペース、池袋文芸座などに入り浸って観ていたと思います。 その少し後に王家衛(ウォン・カーワイ)が印象的な登場をしたでしょうか。 あの頃の完成度の高い作品たちに接していた自分からすると「韓流ブーム」は全くもって興味を引かれない…。 そういえば、この前の日曜日(?)にTOKYO MXTVで崔洋一「友よ、静かに瞑れ」が放送されていたり、深夜の教育テレビで競輪好きでも有名な破天荒碁打ち藤沢 秀行の特集(興味深い番組だった!)が放送されていてその中に相米慎二監督が登場したり。 当時名画座系ミニシアターではATG(アート・シアター・ギルド)特集なんかも上映されていて、大島渚の「青春残酷物語」などを観ました。 そのラインナップには三島由紀夫「憂国」、長谷川和彦監督ジュリー主演「太陽を盗んだ男」、崔洋一監督内田裕也主演「十階のモスキート」、相米慎二監督「台風クラブ」なんかもあったかな。 話が脱線してきたように思いますが、コン・リーが大スターへの階段を駆け上がっていったのも「紅いコーリャン」があってこそ。 原作は読んでいないので、機会があれば(時間があれば?)読んでみようかな。
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Last updated
October 12, 2012 12:21:47 AM
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