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2008.02.19
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スウィ


★映画よりも、自分が怖くなりました。わかっていたけど…。★


以前、映画「キャリー」のブログ記事を書いた時に『お化けの出てくるホラー映画は好きじゃない、理由は怖くないから。人間の方が怖い。』って感じの文章を書いた記憶があるのですが…。

そんな自分にはうってつけだと思ってチョイスしたのがこの映画でした。

観に行く前には「結構グロテスクだ…」なんて声も聞いたのですが、血の描写がどうだ…なんて事より、“人間が考える残虐な復讐”ってのがどんなレベルなのか…そんな事にワクワクしながら映画館に行った次第です。はい。(単に悪趣味なのかも…)

過去にも何度か映画・舞台で取り上げられてきた伝説の殺人鬼、スウィーニー・トッドのお話です。



~STORY~

ロンドン、時は19世紀。理髪師のベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)は美しい妻と娘と幸せな日々を送っていた。
しかしその美しい妻に横恋慕したのが判事のタービン(アラン・リックマン)。
タービン判事はベンジャミン・バーカーを無実の罪で投獄するという卑劣な手を使って彼の妻を手に入れようとする…。

15年後、脱獄したベンジャミンは「スウィーニー・トッド」と名を変え、フリート街に戻ってくる。しかし、大家であるパイ屋の女主人ミセス・ラベット(ヘレナ・ボナム=カーター)から衝撃の事実を聞かされる。ベンジャミンの妻はタービン判事に精神的に追い詰められて自殺、残された娘は判事の養女となるが屋敷に幽閉された生活を送っている…と。

タービン判事への復讐を誓ったベンジャミン=スウィーニー・トッドは、パイ屋の階上で理髪店を再開し、殺害の機会を虎視眈々と狙い始める。
しかし彼の過去に気付いたイタリア人理髪師に脅迫され、やむなく殺害。それを引き金に血に飢えた殺人鬼のように次々に客の殺害を繰り返してゆく…。




斜め前の座席に座っていた2人組のお姉さん。片側の方はネッチョリとした血の流れるオープニング映像を見ただけで「ひっ…」と小声で叫んでました。


お姉さん…映画の選択、間違ってるよ…。


イタリア人理髪師の死体の処理方法を考え付いたスウィーニー・トッドとパイ屋の女主人。二人が「あぁ…こうすればいいんだ」って気付いたシーンで自分は思わず小声で「うははは~」と笑ってしまったのですが、笑った瞬間、その小声で叫んでいたお姉さんがこちらを見て、信じられない…って顔で睨まれてしまいましたw。


お姉さん…映画の選択、間違ってるよ…。


ってか、そんなシーンで笑う自分がもしかして変なのでしょうか??? 
だって笑えちゃったんだよ…(´・ω・`)。あぁ、そっちの展開に話が進むのか…って。

その後は…芸術的に血がジャンジャン流れます。その余りのテンポのよさに、鼻で「ふっ」と何回も笑ってしまいました。

何で鼻?

そりゃ…声を出したらまた睨まれそうだったし…。


でも…冷静に考えると映画の内容よりも、こういう映画で「笑ってる自分」の方が怖く思えました。まぁ前からわかっていた事だけど…。


さてさて、真面目に映画の内容に言及すると…ダークな映像美は良かったです。あぁ~ティム・バートンだなぁ~って感じで。
ジョニー・デップは個人的には余り好きな俳優さんじゃないのですが(ファンの女性から怒りを買いそう…ごめんなさい!)、はまり役で良かったんじゃないかな。こういう怪役もそつなくこなす点は凄いですよね。

ただ、じゃあオススメできる映画かと聞かれると…う~ん…かなり観る人を選ぶ映画でしょうね。

斜め前に座っていたお姉さんが映画館を出た後で大丈夫だったかが気になるところです。
まぁ最後まで観てたぐらいだから大丈夫かな?

彼女は当分パイは食べられないだろうなぁ~、気の毒に…。

自分は全く平気なんですけどねw。
↑なんて書くと性格を疑われそうだけど…(´・ω・`)。




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 ■スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
  SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
  2007年・アメリカ

  オフィシャルサイト(2008年2月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/





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Last updated  2008.02.19 23:04:18
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