|
テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画鑑賞(映画館・08年)
★「ここはパリじゃない、地獄だ!」★ 異文化コミュニケーション…って宣伝文句に使っていた英会話学校が破産しちゃった事件がありましたねぇ~(現在は再開中)。 経営が難しかったのか、異文化コミュニケーションが難しかったのか…まぁ両方難しいことなんですが…。 と、そんな余談はさておいて…本日のお題は「パリ、恋人たちの2日間」。 アメリカ人男性とフランス人女性の異文化コミュニケーションのお話(?)です。 (今回は前振りが凄く短いな…) ~STORY~ 喜怒哀楽の激しいリベラルなフランス人写真家マリオン(ジュリー・デルピー)と、ネガティブで皮肉屋のアメリカ人インテリアデザイナー・ジャック(アダム・ゴールドバーグ)は、付き合って2年になるNY在住のカップル。 マンネリ気味の関係をリフレッシュしようとベネチアにバカンスに出かけた2人は、NYに戻る途中、マリオンの故郷のパリで2日間を過ごすことに。 さっそくマリオンのアパルトマンへと向かったが、そこはなんとマリオンの両親が暮らす部屋のすぐ真上。 マリオンの父親(アルベール・デルピー)はせっせとジャックに話しかけるが、その後の家族同士の会話はフランス語。何を言われているのか何を笑われているのか全く分からないジャック。 ジャックは開けっぴろげな性格のマリオン一家に戸惑い、更には次々に出くわす彼女の過去のボーイフレンドたちへの嫉妬心でイライラ…。 ストレスを溜め込んだジャックと、彼のイラつきが理解できないマリオン。 ロマンティックなパリを満喫するどころではなく、関係はギクシャクするばかりで…。 この映画、とっても面白かったです。 アメリカ人とフランス人の気質の違いがこのカップル(&家族)を通して凄く上手に描かれていて、セリフもウィットに富んでいてとても楽しかったです♪ ジャックのセリフ「ここはパリじゃない、地獄だ!」…気持は凄くわかるんだけど、大いに笑わせていただきました。 もちろんお国柄の違いだけじゃなく、大人のカップルの恋愛事情も上手く盛り込んであり楽しめました。 まさに映画のコピー通り「大人の恋は、甘いだけじゃない」。 製作・監督・主演・音楽・編集に主題歌までこなしたジュリー・デルピー、本当に才能ある女優さんですね。 彼女がイーサン・ホークと共演した「恋人までの距離」「ビフォア・サンセット」も凄く好きな作品ですが、更に彼女の世界になっているこの作品、これはまさしく傑作です! ジャック役のアダム・ゴールドバーグも良かった。そして父親役のアルベール・デルピーの味のある演技。 さすがジュリーと実の親子だけあって、父娘の息もぴったりで良かったです。 映画館に観にいったのですが難点をあげるとすると、割と静かなお客さんが多かった事かな~。 ジャックとマリオンの会話は下ネタ系も多くて結構ゲラゲラ笑っちゃったのですが、たまたまその日の映画館は上品なお客様(?)が多かったとみえて、皆さん遠慮がちにしか笑わない…。 ひとりで大受けしてるみたいで、かなり恥ずかしかったかも(笑)。 未見の方はDVDが発売になった際、家の中で存分に笑ってください。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■パリ、恋人たちの2日間 2 DAYS IN PARIS 2007年・フランス/ドイツ 監督:ジュリー・デルピー オフィシャルサイト(2008年8月現在)… http://paris-2days.com/ パリ、恋人たちの2日間 特別版(DVD) ◆20%OFF! ベルリン国際映画祭最優秀監督賞を受賞した珠玉のラブ・ストーリーと9年経った二人の、再会から夕暮れまでの85分を描いた続編をセットで!【DVD】◆ビフォア・サンライズ&ビフォア・サンセット <2作セット>◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画鑑賞(映画館・08年)] カテゴリの最新記事
|