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2008.11.08
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宮


★天才画家が見たのは、異端審問がもたらした悲劇でした★


「家政婦は見た!」でも「宮廷画家は見た!」でも、そこにある事実は見てはいけないような醜悪なもの…。あぁ…世の中、見ちゃいけないものが多すぎます。
でも見ちゃいけないものほど覗きたくなる。そう「他人の不幸は蜜の味」。

しかし残念ながらゴヤが見たものは「蜜の味」では済まされないほど、過酷で残酷な悲劇の物語でした。

本日のお題『宮廷画家ゴヤは見た』は、激動の18世紀のヨーロッパの世相を、その時代に活躍した天才画家ゴヤの目を通して見つめる…一風変わった、それでいてなかなか骨太なドラマ作品です。



~STORY~


1792年、マドリード。スペイン最高の画家と讃えられ、国王カルロス4世の宮廷画家に任命されたフランシスコ・デ・ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)。画家として最高の地位に登り詰めながらも、王妃の肖像画を描く以上の情熱で、貧しい人々を描き、腐敗した権力者を攻撃する版画を制作していた。

ゴヤは2枚の肖像画に取り掛かっていた。1枚は天使のように無垢な少女イネス(ナタリー・ポートマン)。裕福な商人の娘で、ゴヤとは家族ぐるみの付き合いだ。もう1枚はロレンソ神父(バビエル・バルデム)。神父はゴヤのアトリエで見た、絵の中のイネスの美しさに心を動かされる。

そんなある日、イネスは居酒屋で豚肉を嫌ったことからユダヤ教徒の疑いがあるとして異端審問所への出頭を命じられてしまう。
折しもロレンソ神父の提案で異端審問の強化が図られており、イネスは厳しい拷問を受ける。
ロレンソ神父が異端審問所を訪ねると、そこには鎖に繋がれ震えるイネスがいた。脅えるイネスを慰めるロレンソ神父だったが、そこに許されざる欲望が湧きあがった…。




映画のタイトルとハビエル・バルデムが大きく写った宣伝写真から、てっきりバルデムがゴヤ役なんだと思いこんでいました…(汗)。って事で、映画の内容も想像していた展開とは違っていたのですが、良い意味で裏切られた作品でした。

ドラマとして秀逸!

この作品でゴヤはいわゆる「狂言回し」なんですが、彼が肖像画を描いた人物達が時代の波に翻弄されていくストーリー展開は着眼点としても面白く、また歴史やこの時代背景に疎い自分でもグイグイ引き込まれるほど練り込まれたストーリーは、とても残酷ではあるものの(むしろ残酷だから?)全く目を離せない…良く出来た作品です。

しかし考えてみれば、この映画で描かれている出来事って、「昔の出来事」であって「昔の出来事じゃない」んですよね。ハビエル・バルデム演ずるロレンソ神父の保身・転身などの行動は現代の人物に十分当てはまりますし、「異端審問所」だって、形こそ違え似たような出来事は歴史上(現代でさえも)で何度も繰り返されている…。結局人類って進歩しているように見えて、昔から変わってない(というか何も学んでない)のかなぁ~と、少々暗い気分になりました。

まぁそんな風に難しく考えなくても、明るい気分になるような映画じゃないんですけどね(笑)。でも良くできた映画でした。




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  ■宮廷画家ゴヤは見た
   GOYA'S GHOSTS
   2006年・アメリカ/スペイン
   監督:ミロス・フォアマン
   出演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、
      ステラン・スカルスガルド

   オフィシャルサイト(2008年11月現在)… http://www.goya-mita.com/






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Last updated  2008.11.08 23:52:59
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