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2009.03.23
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巴


★普通の日常を過ごせる事は、一番幸せな事なんでしょうね★


余り海外に行く機会の無い自分にとって、パリという街は映画の中でしか見た事のない街です。
ただ、昔からこの街を舞台にした映画はとても多く、それは時にはロマンティックであり、時にはユーモアに溢れ、時には厳しい現実であり…色々な姿のパリの姿を見せてくれます。

2年ほど前に「パリ、ジュテーム」というパリを舞台にしたオムニバス映画を観ました。
「パリ、ジュテーム」は数分の短編が18作品集まったもので、現実的な話から寓話まで色々なジャンルの作品でパリの姿を表していました。
あの映画はあの映画でなかなか面白い作品ではあったのですが、より現実的にパリで生きる人々の日常とその交差を描いているのが、この映画『PARIS(パリ)』です。

余命わずかな青年の目を通して、その青年と姉を中心にパリの日常風景を描いた群像劇です。


~STORY~

ムーラン・ルージュの元ダンサー、ピエール(ロマン・デュリス)は心臓病で余命わずかだと告げられる。助かる方法は心臓移植しかなく、その成功率は40%。彼は移植提供者を待つ日々を静かに過ごすことを選ぶ。

そんなピエールを案じて姉のエリーズ(ジュリエット・ビノシュ)が同居を始める。ソーシャルワーカーとして働きながら3人の子供を育てる彼女にとって日々はせわしなく、ただ過ぎていくもの。もう若くないと人生を楽しむことを諦める姉に「生きているんだ。人生を謳歌しなければ」とピエールは言う。

ピエールの今の一番の楽しみはアパルトマンのベランダからパリの街を行き交う人々を眺めることだ。

ピエールの向かいに住む美しいソルボンヌの大学生、彼女と関係を持つ歴史学者、彼の弟で「お前は普通すぎる!」と言われ悩む建築家、ピエールの姉のエリーズと恋に落ちるマルシェの八百屋、いつも文句ばかり言っているパン屋の女主人、日々を刹那的に楽しむファッション業界の女たち、カメルーンからの不法移民…パリという街の中で、一見接点のない彼らの日々が、そこでは静かに交差していた…。



静かな作品ですが、とても心に沁みる良い作品でした。
群像劇なので、メインとなる(主人公と言っていいのかな?)姉弟のエピソードの他にも、色々な登場人物の日常が上手く描かれていて、パリに暮らす人々の本当の日常の中に自分が入り込んだような…そんな気持ちにさせられる映画です。

とはいえ…そこはパリの魅力(行った事もない癖に言う台詞じゃないですけど…)、日常のありふれた出来事も、厳しい現実さえも、なぜか凄く魅力的なんですよね。

そんなパリという街を、そこに暮らす人々を静かに見つめるピエール。彼を優しく見守る姉のエリーズ。
二人の気持ちがじわっと伝わってきて、観ている方の気持ちまで温かく優しくなってくる…そんな気がしました。

そして、ピエールのモノローグが印象的でした。

『これがパリ。誰もが不満だらけで、文句を言うのが好き。皆、幸運に気づいていない。歩いて、恋して、口論して、遅刻して、なんという幸せ。気軽にパリで生きられるなんて。』



 □余談□
 
 「観ている方の気持ちまで温かく優しくなってくる…」なんて書きましたが…
 実はこの映画を観にいった時(12月下旬)、なんと映画館の暖房施設が壊れていまして…。
 使い捨てカイロの配布と、ブランケットの貸し出しはあったんですが、滅茶苦茶寒かった!
 膝に掛けても寒いので、体全体を包みながら鑑賞してました。

 
 でも…そんな寒い中で観てもあたたかい気持ちになれたので…
 良い映画だったと思います(笑)





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■PARIS(パリ)
  PARIS
  2008年・フランス
  監督: セドリック・クラピッシュ

  オフィシャルサイト(2009年3月現在)… http://www.alcine-terran.com/paris/






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Last updated  2009.03.23 22:16:37
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