|
テーマ:映画館で観た映画(8348)
カテゴリ:映画鑑賞(映画館・09年)
★ゲバラの人物像がきっちり描かれた良作です★ 3月も終わりになろうというこの時期に、ようやく2009年に観た作品のレビューに辿り着きました…。 2009年の最初に映画館に足を運んだ作品は『チェ 28歳の革命』。 伝説の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生を描く二部作の第一弾です。 ここでひとつ暴露をすると…エルネスト・ゲバラについては、映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』(ゲバラの若き日が描かれた作品)が公開されるまで、名前は聞いたことがあっても、どんな人物かはほとんど知らないに等しい状態でした(汗) 外国映画が好きな割には近代史には疎くって…。お恥ずかしい…。 そんな事もあって、この映画を観る前にはWikipediaで再度勉強してからの鑑賞となりました。 『チェ 28歳の革命』では、ゲバラとカストロの出会いから、キューバ革命、そして1964年の国連総会での演説が描かれています。 ~STORY~ 1955年7月、メキシコ。持病の喘息を抱えながらも、ラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいと南米大陸の旅を続けるアルゼンチン人の医師エルネスト・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)と、独裁政権に苦しむ故郷キューバの革命を決意するフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)は、フィデルの弟ラウル・カストロ(ロドリゴ・サントロ)を介して出会う。 わずか82人で海を渡り、2万人に及ぶキューバ政府軍と戦うというカストロの正気を疑う作戦に参加を決意するゲバラ。 チェという愛称で呼ばれ、軍医としてゲリラ郡に加わったチェ・ゲバラは、平等社会の為に戦い、日々心身を鍛え、厳しい規律を守り、農民達には礼を尽くした。また、女性と子供には愛情を持って接し、若き兵士に読み書きを教え、裏切り者には容赦ないが、負傷兵には敵味方の区別なく救いの手を差し伸べた。 やがてその類稀なる統率力を認められ、司令官として部隊を率いるチェ・ゲバラ。 後に妻となる女性戦士アレイダ・マルチ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)にも支えられながら、チェ・ゲバラの部隊はカストロからキューバ革命の要となる戦いを任せられる。 それは大都市サンタクララを陥落し、キューバを分断させよ、という指令だった…。 なかなか興味深く観られる作品でした。 変にドラマティックに盛りたてる事もなく、史実に基づき比較的淡々と物語は進むのですが、それが逆にゲバラの人物像をきっちり描く事になり良かったんじゃないかと思います。 革命と聞くと単なる暴力的行為を想像しがちなのですが(まぁ実際に戦闘なんですが)、理念に向かうゲバラのきちんとした行動には感服致しました。 それはやはりゲバラが革命家である前に、ひとりの人間として立派な、魅力的な人物であるから…という事なんでしょうけどね。 もし私たちが空想家のようだといわれるならば、救いがたい理想主義者だといわれるならば できもしないことを考えているといわれるならば、何千回でも答えよう 「その通りだ」と。(チェ・ゲバラ) さて、この作品でゲバラを演じたベニチオ・デル・トロ。 最初彼が主演と聞いた時には(その時はポスターさえも見ていなかったので)イメージが浮かばなかったのですが、かなりのはまり役でした。 写真で見る限り、俳優であるベニチオ・デル・トロよりも、本物のゲバラの方が男前な気もするんですが(笑) ってな訳で…書くべきことはまだあるのですが、続きは後日アップ予定の『チェ 39歳 別れの手紙』にて(予定)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■チェ 28歳の革命 CHE: PART ONE/THE ARGENTINE 2008年・アメリカ/フランス/スペイン 監督:スティーヴン・ソダーバーグ オフィシャルサイト(2009年月3月現在)… http://che.gyao.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画鑑賞(映画館・09年)] カテゴリの最新記事
|