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カテゴリ:教務(国語)
冬期、私が担当する最上位クラス(現在、全員SS60超え、最高は75)の国語は、小林秀雄、大庭健、橋爪大三郎、池上嘉彦など中学生にとって難解な文章が並ぶ。 中には、1文が8行にも渡るものもあれば、文学史の知識がないと読みとれない文章もある。 使用されている用語は難解で、中学生にとって外国語と何ら変わりがないような文章もある。
これを如何に解体・咀嚼していくか。 英語で言う英文解釈、構文分析を日本語で行うわけである。 1つ1つごまかさず、徹底的に分析し、現代文とぶつかっていく。 解法アプローチももちろん重要である。正答を出すということに焦点を絞れば、高校受験段階の現代文なら容易に正答へたどり着くことも可能であろう。 しかし、そうした解法だけにとどまらず、徹底的に日本語を「和訳」していく。 あえてこの時期に。 この作業の楽しさを伝えることが冬期前半に目標になろう。
この冬期を終えれば、高校入試レベルでは、もう怖い文章も怖い設問もなくなる。 入試当日の文章が易しく感じられる。 そんな状態に持っていくことが目標だ。
「現代文解釈講座」。 あえて講座名を付けるとすれば、そんなところだろうか。
それにしても、難しい入試問題ばかりを選んだものだ・・・
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Last updated
2007/12/24 11:34:59 PM
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