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詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2011/06/29
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カテゴリ:経営・教室運営

最近はお問い合わせがあっても 全て対象中学外。今のところ10件連続くらいで 市外からのお問い合わせが続いている。立川市、国立市、武蔵野市、東村山市、東久留米市、練馬区などなど。

本日、久しぶりに対象中学からのお問い合わせがあった。ところが、「成績は、オール2にいくつか1が混ざる」ということだったので、丁重にお断りさせていただいた。当塾の入塾基準は、「成績3以上」だからだ。(なお、学校のテストで40点でも取れば、この地域では3がつく)

一応、春先に出した新聞折込には「入会基準」が明記してあるのだが、新聞をお取りになっていないご家庭からのお問い合わせでは、どうしても入会基準をご存知でない方も多く、その場合は口頭でお断りしなければならない。

 

成績基準でお断りするのは、後味は決して良くないのだが、仕方のないことだと思っている。

その理由の1つめは、現在の塾生(5科平均420~430程度)の中にオール2の子が入ると、本人も周りの子も私自身も、いろいろな面で消耗が激しくなってしまうからだ。私は仕事だから構わないのだが、当塾ではクラス全体で行う学習もあり、他のクラスメイトがストレスを感じてしまうことが最も怖い。新入生本人もつらいであろう。

 

2つめの理由は、「オール2に1がいくつか混ざる」ということは、「学校での授業態度に大変大きな問題を抱えている」ということだからだ。これについては、塾に来る以前の問題だと思っている。

それに、「そうした子が通ってる塾」という評判が立てば、間違いなく上位層ややる気のある層からは敬遠される。 (別に上位層を集めたいわけではないが…)

逆に不良のたまり場となってしまうケースさえある。これは以前の塾で実際に経験しているのだが、塾が悪い子たちのたまり場となると、まじめな子が入塾してこない。

「あそこは、○○中の不良集団がいるそうよ。」などと評判が立てば、勉強したい層が入塾しなくなるのは当然の結末だろう。

つまり、オール2の子をお断りするのは、何てことはない、塾を維持していくための自衛策でもあるのだ。

大変申し訳ないのだが 別に地域貢献のために塾をやってるわけではなく、あくまでも「商売」で塾をやっている。これは私だけでなく全国のほとんどの塾がそうだろう。

塾が潰れたら私と家族が死んでしまう。そこまでして、地域の評判の悪い子を集めて勉強を教える義理もない。それは公教育の役割だ。それに私は賢者ではないので。


以上のような理由で、オール2の子や素行不良の可能性がある場合はお断りしている。

 

もちろん、「学校での授業態度は極めて真面目だが、それでもオール2」という子もいるかもしれない。

だが、むしろそのケースの方が、当塾で力になれることは少ない。そうした子はいろいろな問題を抱えており、今の自塾の力ではどうしようもないのだ。

出来もしないことを承知で引き受けることは、私にはできない。言ってみれば、ガンの手術をできないのに、悪性腫瘍の患者を引き受けるようなものだ。できないことはできない。そうした難しいことをできる専門家もいるのだから、それは専門家に任せた方がいい。

 

今回のお問い合わせ電話で気になったことは、成績の悪い理由を「今通ってる塾のせい」 にしていたことである。

だが、塾のせいで成績が悪くなることは、余程のことがない限り難しいと思っている。

たとえば、「にしが8、にさんが6、にく18」を、「にしがあっちで東がこっち、兄さんちょっと遊んでかない?、にく沢山食べたい」みたいに滅茶苦茶な内容で指導していれば、それは成績も下がるだろう。

だが、きちんとしたテキストで勉強をさせていて、その上で塾のせいで成績が下がるということは、むしろ本当に難しいことだと思う。

確かに成績の悪い理由を「塾のせい」にするのは、一番手っ取り早いのではあるが、これは思考停止している典型であり、非常に危険な状態である。

では逆に聞き返したいのは、その塾で成績が上がっている生徒さんはいないのかということである。もし成績が上がっている子もいるのに我が子だけ成績が上がっていないということであれば、まずは塾の分析ではなく、自分の子の分析をすべきである。

 

なお、そういう意味では、「塾のおかげで成績が上がりました」とおっしゃる保護者や生徒も、本質的には同じ問題を抱えていると思っている。なぜなら、塾を卒業したら一人では何も出来なくなってしまうということなのだから。

とにかく、成績で入塾をお断りするのは、大変後味は悪いのだが、今の私の力では仕方ないことだと言い聞かせている。






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Last updated  2011/06/29 06:07:03 PM
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