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明日からもう師走ですな~、過ぐる年月の速いことったら・・・・・ 冥途の旅へまっしぐら・・・とは言わないけれどもうちょっと ”昨日 はかくてありけり明日はまたかくてありなむ” と日を数え送る ほどのゆとりが欲しいもの。 まあ年寄りの愚痴はそれくらいにして師走と言えばもうすぐお正月、 お正月にはタコ揚げて・・・じゃない、お節料理がこのいやしんぼには すぐ頭さ浮かぶのでごぜ~ますだ。 その中でもとりわけカズノコ、 そしてお腹がカラになったニシンを干して身欠きニシンにする。 近年ではニシンが不漁で大部分はロシヤ、カナダからの輸入である。 昔はピークで北海道など中心に100万トンも獲れた。 それが年々 減ってきたのである。 海流か海水の温度なのか理由は学者じゃない から分からんが摩訶不思議なことだ。 私の小さい頃にはまだそこそこ獲れたとみえ貧乏な我が家でもトロ箱 で購入した。 それを一匹ずつ腹を割いてオスは白子メスはカズノコ を取り出しニシン本体は二枚におろし戸外に張った縄に吊るして干す のである。 寒風に曝されたニシンは20~30日でいわゆる身欠ニシン になる。 これが美味い。 焼いたりもせずそのまま食べるのだがたっぷり脂が 乗ってトロトロである。 食べると口の中に脂がじわ~っと広がり ニシンの身のマイルドな味と相俟って堪らん美味さがあるのだ。 近年はロシヤ、カナダの現地で器械乾燥するから偶に食品スーパーで 見つけて購入してみても味にコクが失われている。 身欠きニシンは 天日乾燥でなければダメ、それも寒風に曝して・・・・・ 近年では魚の干物を贈答品にしているところが多いがその全ては天日 乾燥である。 旨味であるリノール酸が増すとか言われるが兎に角も 天然の日射と風が干物を美味くする。 身欠きニシンもナマに近ければ近いほど美味い。 間違っても焼いて はなりませぬぞ。 デパートかどこかで脂が滲んだ様な身欠きニシン を見たらダマされたと思って食ってみなはれ。 天国へと誘われる事 間違いなしじゃ・・・・・ビールのつまみにこれほど美味いものはない。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |