カテゴリ:読書
9月4日に新文芸坐で観た『恐怖奇形人間』の原作は、『パノラマ島奇談』と『孤島の鬼』他とゆー事で、読んでみましたですよ。
にゃるほどなー、この2小説中心に、こうミックスしてたのかあ!と、そーゆー意味でも読んでいておもしろかったし、乱歩の長編ではピカイチにイイじゃないっすか! 実にノスタルジックで奇抜で妖しく美しく、そのあたり、映画でもなかなか雰囲気出てましたね。笑いとノスタルジーの映画って感じでしょうか。 映画の場合、原作にはない(他の小説ではあるかもしんないけど)昔なんだかぼんやりと記憶のある島とか子守唄とか、その辺にノスタルジックな雰囲気を出してたよーな感じが。 創元推理文庫の中井英夫さんの解説で、 <<『孤島の鬼』が探偵小説として殊に興味深いのは、二つの不可解な殺人事件が全体の三分の一ぐらいで始まり、すぐ解決されて終わる点にある。つまり後の三分の二は、より以上のどす黒い、胸の悪くなるような、”人外境”の物語なのだ。しかしそれだけに、それがどんなに輝かしい悪の魅力に充ちていることか。 --中略-- 現代ミステリーのあらかたは、この前半の三分の一だけに始終しているようで残念な気がする。>> と書いてますが、自分自身、ミステリとゆー分野は、頭つかってめんどうなんで(笑)得意な分野ではなく、なるべく避けて通ってきたと言うのに、何故乱歩を読み続けているかとゆーと、まさにこの小説の後半三分の二の魅力なんですね。 そして、『孤島の鬼』は、この魅力が強烈な上に、乱歩の長編にありがちな無理な部分もそれほどないとゆーか、気にならないとゆーか。 ただ、最後の深山木幸吉と初代の母との話は、ちと出来すぎ。 今日は図書館に行ったので、11月の新文芸坐オールナイトに向けての予習の為に、書庫にあった『一寸法師』を借りてきたんですが・・・・・・ブ厚いハードカバーで昔の文章。うげっ! タイトルが右から左に書いてあるんだから。(笑) がんばって読むです。(泣) パールコームが1円オークションに出てますぜ!! 上のパールコーム他、早くも今日届きました。素敵ですよ~。ほんっっとにっ!! 落合監督とイチローと、クールな人達が熱く喜んでいる昨日、今日なのであった。おめでとう!!すごいねーほんと。 イチローは言うまでもなく、MLBの歴史を塗り替えちゃったんだから。落合の行く所行く所優勝がついてくる。すごい才能じゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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