カテゴリ:読書
読了したのが10月11日なのです。んで、今こうやって書いているのが11月6日。う~~。書けにゃい・・・。メモぐらいとっておくべきであった・・・_| ̄|○
貼った付箋に頼って、なんとかUPしてみます。 カフカにしては、普通にわかりやすく読めた気もするし、でもやはり理不尽でメルヘン (と言ってもカフカ的な) な感じもあったりしたと思います。 主人公にカール・ロスマンと言う名前がちゃんとある所からして、カフカ作品の中では異色とゆー気が。 そして、この主人公が実に性格がイイんだけど、もうとことんひどい目に会うんですよねえ。理不尽極まりない。あまりにもお子ちゃまな周りの人達にイライラさせられちゃうのも、カフカ的です。 『城』の感想で書いたような幼稚性です。 「アメリカ」について、なかなかうまく言い表しているのではないかと思った箇所を。 この土地では他人の同情心なんかをあてにしてはいけないのだ。カールはアメリカのことを本で読んでいたが、この点ではまったく正しかったわけだ。ここではただ幸福な人々だけが周囲の無関心な顔にはさまれながら、めいめいの幸福をほんとうに享楽しているように見えた。 実にカフカ的で笑えた会話を。普通はこんなに正直にそうは言わないっすよね。(笑) 「おじゃまでしょうか?」 そうカールはきいてみた。 「ええ、たしかにね……」 私、今度「父への手紙」を読んでみたいと思っているのですが、カフカと父親との関係は興味深いです。 解説の「カフカの生涯」の所を引用します。ちと『チボー家の人々』のオスカール親父を連想しました。 若いカフカは生活力のたくましい、自信に満ちあふれて独裁的な家長を尊敬し、ひそかに愛着さえもいだきながら、同時に反発と、恐怖を感じて、その精神的束縛から脱出しようともがきつづけながらも、ついに父親の支配圏からのつながりを断ち切れなかった経過には、そのままフロイトの精神分析学の、かっこうな例証になりそうな、微妙な重点がある。このような愛情の、根づよいコンプレックス心理 (つよい感情をおびて、もつれ合い、精神的なしこりの原因となる、観念の複合体) こそ、カフカの文学の秘密に照明をあてる、ひとつの重要な手がかりになるだろう。 角川文庫 中井正文訳で読みました。 アメリカ カフカについて書いたものはこちらも見てみてねん。 今日は寅さんやんないのね…。久々にエンタの神様見るかあ…とガカーリな私に愛の1クリックを、なにとぞひとつ。よろしくたのまあ。とくらあ。 フランツ・カフカの原作「アメリカ」を、台詞を一切改変せずに映画化した“純粋文学”映画。だって ! 観たい~ ! ストローブ=ユイレ コレクション 2 階級関係 -カフカ「アメリカ」より- クリスマスもすぐ来ちゃうねえ。今年は日程的にカップルにはうれしいだろうね。 先週の日曜、妹が来てリオハのワイン持ってきてくれたりして、美味しかった~。これです。布かぶってて可愛いだすよ ! んで、「猫びより」っつーマガジンくれたんだけど、すんごいかわいすぎ~~~。なごむ~。岩合さんの写真もいっぱい載ってるだすよ ! 【定期購読1年(6冊)】猫びより ダヤングッズや地口屋が楽天で買えますぜ。 WACHIFIELDわちふぃーるど 楽天市場店 ♥人気blogランキングへ♥ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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