2722041 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

エデンの南

エデンの南

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
November 29, 2005
XML
カテゴリ:読書
*放送禁止用語御容赦を。

大人になりかけの、まだ10代の頃、私の読書生活と言えば、澁澤とか黒魔術、カバラ等の妖しいやつ (ラブクラフトは文庫で全部持ってるのだ)、そこからサド、バタイユとエロ系に行ったりしたのですが、もう1つハマッたのが精神分析学・心理学系の、主に現代新書などの本でした。
講談社現代新書だったかなあ、『異常の心理学』なんて、おもしろかった記憶が。

このHPのトップページに「自分探しするなら本でも読めよ」と書いてますが、これは、自分探しをしにイラクに行って人質になった人の事件の時に書いたものです。
この「自分探し」って言葉は、ひじょーに嫌いなのですが、あの頃心理学の本を読みまくったのも、まあ言ってみれば「自分探し」の読書体験でした。
幼稚園に入った時、いきなり団体生活の中に入っていかざるを得なかった時に、自分に起きた現象を知りたかったのです。

そして、10代後半とゆー、そのびみょ~な時期に、その若さゆえの苦しさゆえに芽生えたのが「きちがいになりたい」願望。こんなに苦しいのなら狂えたらどんなにいいだろう、と思った事ってないでしょうか。
そして、天才と言うものにも憧れ、ある意味、天才とは=きちがいだと思っていました。
才能以外のものは持っているのに、何故私は天才になれず、どうしてもきちがいになれないのだ、と思っていました。
今思えば、ちとアマデウスのサリエリの心境かもなあ。
そんな事も、心理学読むきっかけになったかも。

アマデウス ディレクターズカット スペシャル・エディション ◆20%OFF!

加賀乙彦の本との出会いは、その時期読んだ現代新書の心理学の本だったと思います。
それから興味を持ち、小説も少し読んでみたのですが、タイトルは忘れてしまっていました。
うっすらと記憶にあるのが、精神科医である加賀乙彦の自伝的小説で、精神を病んでいく同僚の話が出てたと思うのですが…『宣告』を読み初めて、こりゃおそらく再読だな、と気付き、これだったかなあと思ったものの、そういう場面はなく、おそらく私が記憶してたのは『フランドルの冬』じゃないかな、と思います。レビューを見ると、なにげに内容が一致するよーな。これも再び読んでみて確かめたいと思っています。

結局自分が何だったのかは、それについての本を見つけたのは、もっとずーーーっと後になってからでした。
よく「自閉症」なんて耳にしますが、一見それと似たようなもので、でも全然違うものだとか何とか…。小学生の真ん中へんまで、変な子だったんですよ。詳細は聞かないでください。

自分の事はわかんなかったものの、心理学系の本を読みまくった事は、実に大きな利益になったと思います。
普段の生活の中でも、いろんな人と接している中でも、ちょっとした心理学の知識があると、実に楽しかったりするし、その後の読書にも役立ったと思います。クレッチマーだっけ?の四代気質?あの辺はさらっと知っておくとおもしろいです。性格の本とかね。

加賀乙彦さんは、特に犯罪心理学に詳しく、実際に死刑囚に接してきた経験から、名作『宣告』を書きました。
心理学の先生が、こんなにスゴイ文学的才能まで持っているのには驚きです。

*今週はあまり書き溜めできなかったからキビシーぞよ。んで、これUPするのも赤面ものなのだけど・・・そんな私に応援の1クリックをお願いしますっっっ ! !
自分の過去とゆーものは、実に恥ずかしいものなんだよなあ。若い頃に戻りたいなんて思ったことないよ。

宣告(上巻)
宣告(中巻)
宣告(下巻)

死刑囚の記録 加賀乙彦
死刑囚の記録 加賀乙彦
ドストエフスキイ



楽天トラベル





もう買いましたか?来年のカレンダー&手帳。
2006年のパートナー探し ! Diary &Calendar

アンジェさん冬バッグ特集

アンジェさん2005冬小物



ブログランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 29, 2005 07:28:12 PM
コメント(4) | コメントを書く


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

SEAL OF CAIN

SEAL OF CAIN

Calendar

Category

Freepage List

読書のページ


小栗虫太郎


夢野久作


江戸川乱歩


ジョイス


ダンテ


バルザック


ルイ=フェルディナン・セリーヌ


ギリシャ神話


養老孟司、竹内久美子


夏目漱石


ジュネ


中井英夫 (塔晶夫)


バタイユ


☆小・中・高校生へのお薦め本☆


ポー


今年読んだ本


ブロンテ姉妹


ミシュレ


澁澤龍彦


ウィリアム・ブレイク


ブコウスキー


ミルトン


ヘルマン・ヘッセ


コリン・ウィルソン


ドストエフスキー 関連本も


ヘンリー・ミラー


トーマス・マン


川端康成


ミラン・クンデラ


その他


フランツ・カフカ


オスカー・ワイルド


寺山修司


プーシキン


スティーヴン・キング


ロジェ・マルタン・デュ・ガール


三島由紀夫


加賀乙彦


田中一村伝


美輪明宏


モーパッサン


マルキ・ド・サド


生田耕作


マンディアルグ


阿川佐和子


アポリネール


ヘミングウェイ


ルイ・アラゴン


ラシーヌ


佐賀のがばいばあちゃん


カポーティ


藤田嗣治関連


阿部定事件


マーガレット・ミッチェル


コンスタン


トルストイ


吸血鬼関連


三国志


きもの


梁石日


井原西鶴


東電OL殺人事件関連


安倍公房


アンドレ・ブルトン


淀川長治


<映画の見方> がわかる本


グリンプス


フリッカー、あるいは映画の魔


河合隼雄


野球関係


立花隆


ポール・ギャリコ


中島義道


坂口安吾


業田良家


源氏物語


今日も映画日和、本と映画と70年を語ろう


トーキングヘッズ叢書


マルセル・プルースト


清水正


ガストン・ルルー


バルベー・ドールヴィイ


谷崎潤一郎


アルベール・カミュ


四王天延孝


泉鏡花


写本・グノーシス神話・ゾロアスター教


ジョージ・オーウェル


アイン・ランド


映画のページ


タランティーノ/キル・ビル関連


江戸川乱歩映画祭


恐怖・ホラー・サイコ系


吉本直聞


ベルトルッチ「ドリーマーズ」と1968年考


パゾリーニ


カール・ドライヤー


カサヴェテス


ウィリアム・ワイラー


ジャン=ピエール・ジュネ


ロジャー・コーマン


塚本晋也


ジャン・コクトー


ジャン・ルノワール


その他


キューブリック


ゴダール


クローネンバーグ


ケン・ラッセル


黒澤明


ヒッチコック


ロジェ・ヴァディム


エリア・カザン


フェリーニ


溝口健二


ヴィットリオ・デ・シーカ


ヴィスコンティ


男はつらいよ


ウディ・アレン


ヤン・シュヴァンクマイエル


ATG


大島渚


特別企画★日本映画監督協会70年の70本+1


トリュフォー


黒木和雄


吉田喜重


佐々木昭一郎


タルコフスキー


北野武


ジム・ジャームッシュ


勅使河原宏


悪名シリーズ


ベルイマン


市川崑


エド・ウッド関連


ロッセリーニ


マーティン・スコセッシ


フランク・キャプラ


ジャック・タチ


リドリー・スコット


特撮


アンリ=ジョルジュ・クルーゾー


新藤兼人


フリッツ・ラング


ロメール


ドラゴンボール


エヴァンゲリオン


ブルース・リー


Rozen Maiden ローゼンメイデン


マクロス


1997年スペイン旅行記


日本に対する嫌悪とスペインへの思い


マラガ到着


退屈な寮生活


セビリヤの旅


快適だったホームステイ


モロッコの旅


初めての一人旅 ~コルドバへ~


忘れられないグラナダ


忘れられないグラナダ (つづき)


グラナダに別れを告げ、バルセロナへ。


プラハ→ウィーン→ブダペスト旅行日記


旅前


旅中


旅後/関連話


棒いろいろ



映画


グルメ


ラーメン日記


ベルギー・オランダ旅行日記


Archives

April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023
August , 2023
July , 2023

Favorite Blog

イスラエル軍による… New! Condor3333さん

フラメンコレッスン… New! アラネアさん

「古典推し」を観ま… まろ0301さん

トップページのピッ… 楽天ブログスタッフさん

ユダヤが解ると真実… ごろにゃん2706さん

Comments

SEAL OF CAIN@ Re[1]:あけましておめでとうございます。(02/04) アラネアさんへ あけましておめでとうござ…
アラネア@ Re:あけましておめでとうございます。(02/04) えっと~、あけましておめでとうございま…
aki@ Re:#私を構成する42枚(06/28) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
SEAL OF CAIN@ Re[1]:スマホケース(05/06) アラネアさんへ ビックリですよね! 好き…
アラネア@ Re:スマホケース(05/06) スマホケース、こんなにたくさんあるなん…

Rakuten Card


© Rakuten Group, Inc.