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December 8, 2008
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カテゴリ:美術・芸術鑑賞
こちらに六本木の夕陽とイルミネーションを先にUPしましたが、6日土曜日に行ってきました。
国立新美術館
もう終わり近いし、しかも土曜午後。予想はしてましたが、すんごい人でした。
その割りには、展示の仕方が良いのか、まあまあちゃんと見られましたが。
そして、やはり借りた方が良いかな、と借りた音声ガイド。これが田畑祐一、下平さやか、高橋真紀子のテレ朝アナ3人が話されてまして、ピカソがこう言ってましたって言って、声色でしゃべってんです。私は逆に集中して聞けなかったです。どーも好きじゃないっすね、こーゆーのは。一つ一つがやたら長くて困ったし。

ピカソはもうさんっっざん見てきてますが、それでもまだ知らないのが結構あるんだな、と今回思いました。
そして、ピカソの女性関係って言ったらスゴイのは有名ですが、その流れがきちんとわかる展示会でもあり、大変おもしろかったです。

アングルの影響を受けたという「肘掛け椅子に座るオルガの肖像」。この絵は写真もありました。
抽象的に描かないでくれと言ったというオルガですが、おもしろいと思ったのは、写実的に描かれたオルガが、どーもキツイ印象で、抽象的に描かれたマリー・テレーズの方が、やさしく魅力的に思えた事でした。淡いピンク色を使ったりしてエロスを表現しているものの、どちらかと言うと母親的なやさしさを私は感じました。



このマリー・テレーズがピカソの子供を産んだ頃に現れて、同時に付き合っていたのがドラ・マール。(確かそうだったかと…)
ピカソとこの2人が鉢合わせになった時、「あなたが出ていきなさいよ」と言い合いになり、遂にピカソにどちらが出ていくべきなのか聞いた所、どちらもそれぞれに違う所が好きなピカソは選ぶことが出来ず、とことんケンカするべきだ、とか言ったというエピソードが。
う~~さいてーって感じが・・・。天才でも付き合うのは勘弁ですねえ。
「私にとってドラ・マールはいつも泣く女だった」って・・・あんたが泣かせてるんだろーが!
そして、ドラ・マールは医者通いをするハメになります。
私がピカソのとんでもない凄さがわかった絵が、その「泣く女」でした。



もう、ほんっっとに凄まじい感情が伝わってくる絵ですよね。愛する人をこんな目に合わせる男ってどうなんだ?と思うのですが・・・。まあピカソとしては、どうにもならなかったんでしょうけど。
そして、この「泣く女」を思わせた絵が「接吻」。
「●刑(←文字化けしてエラーが出るので)」は「ゲルニカ」を思わせられましたし、そういうのも、おもしろいですよね。
今併読中の清水さんの「ドストエフスキー『罪と罰』の世界」ブ厚いハードカバーなので家で読んでいるから、この頃仕事で疲れてることもあって進まずなんですが(^^;)、その中のこんな文を思い出しました。

ドストエフスキーの人物達は、突然新しいキャラクターを具備した存在として作品世界に登場してくることはない。必ず、その前身的な人物が存在する。

ピカソの絵もそうなんだなーと思いました。
ちと長くなったので、2回に分けます。



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Last updated  December 9, 2008 06:16:35 AM
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SEAL OF CAIN@ Re[1]:あけましておめでとうございます。(02/04) アラネアさんへ あけましておめでとうござ…
アラネア@ Re:あけましておめでとうございます。(02/04) えっと~、あけましておめでとうございま…
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